アニマル浜口の気合連呼に西田敏行が困惑!「誰か止めて」
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リニューアル版は、未公開分を含めた約100時間分のフィルムを検証し再編集。声の出演も一新した。監督はオリジナル版で助監督として参加していた三村順一氏。舞台挨拶では35年前を振り返り「この場をおかりして、撮影スタッフに改めてお疲れ様でしたと言いたい」と感謝を述べた。
キタキツネを見守る柏の木のナレーションを担当した西田敏行は「自然と共存していく野生の動物たちの力強さは今も変わりない。そういう命の普遍的な輝きを映画から吸収し、われわれはどのように生きていくのか模索する作品だと思う」「今までの役者人生のなかで木の役をやったのははじめて。大きな視野のなかでキタキツネを見つめる役は好きな役ですね」と振り返った。父キツネ・フレップ役(声)の佐藤隆太は「(オリジナルの作品は)生まれるちょうど1年前に上映されたもの。声という形で35年後に参加できるのは幸せ。素晴らしい作品は色あせない。この先も色んな人に見てもらって残っていく作品」とコメント。また、声の参加については「今回我々がはじめて声を入れたのでプレッシャーはあった。なんかテイストが変わってしまったら……という不安もなくはなかった。この作品は家族にも見て欲しいという気持ちがあったので、お子様にも伝わるように変化球を投げるのではなくストレートに演じた」と話した。監督は「この物語は男親の話。流氷に乗ってやって来て家族を育て上げて去っていく恰好いい男の話なんですね」として特に父親に見ていただきたいとアピールした。
後半では、「キタキツネ物語」が親キツネが子キツネを激しく噛み続けて自立させる子別れを核としていることから、ゲストとしてアニマル浜口親子が登場。親離れ、子離れについて聞かれたアニマル浜口は「京子とはレスリングを22年間やってる。毎日子別れ、親離れだ。レスリングに立つと一人」と。娘の京子さんは「レスリングの上では一人で戦わなければいけないんです、それまでは家族に支えれらえてる。マットの上では親離れしていると思う」と話し、「私は21時間かけて生まれてきたと聞いた。いつまでも家族は一緒だと思う。父にも長生きしてもらいたい」と続けた。その後、アニマル浜口の「気合だ!」ではなく、「キツネだ!」の掛け声を登壇者全員で連呼。囲み取材でも「キツネだ!」を続けるアニマル浜口に、初めて生で見たという西田敏行が困惑し「誰か止めて」と叫ぶシーンもあった。
《RBB TODAY》
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