トレンド予測「バブルふたたび」?…注目はジェラート、ホームベーカリー、カメラ
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このように注目を集めているバブル期トレンドのリバイバル。トレンド総研(東京都渋谷区)では、最近徐々に注目を集めている“バブル期トレンドのリバイバル”に注目した。景気回復の兆しが語られる昨今は、バブル期との相性が良いのかもしれない。このリバイバルの実態や、予想される今後の動向について調べた。「ジェラート」など、形を変えたリバイバルもあるという。
最初に、“バブル期トレンドのリバイバル”の実態を探るために、「トレンド情報に詳しい」という500名を対象にアンケート調査を実施した。調査対象は、若者世代(18~25歳)と、バブル期に同じ年代を迎えていたバブル期世代(45~52歳)で半数ずつ。
◆“若者世代 VS バブル世代”、バブル期トレンドリバイバルの実態を探る
「バブル期トレンドのリバイバルを感じますか?」と聞くと、42%の人が「感じる」と回答。トレンド情報に詳しい人では、既に2人に1人弱が、バブル期トレンドのリバイバルを感じている。性別・世代別に見ると、このトレンドの到来に最も敏感だったのは、若者世代の女性。「感じる」人は61%で、全体の1.5倍だ。
このトレンドが、今後どのように変わっていくと思うかについて自由回答で聞いたところ、「ファッションは繰り返すものなので、今後より注目を集めると思う。現に、太眉ブームがきているし、ボディコンまではいかなくても、似たようなピチピチの洋服は流行ると思う」(東京都・女性25歳)、「景気が上向いてきているので、バブル期の派手なファッションは、今後より好まれる傾向にあると思う」(長崎県・男性20歳)といった意見があげられた。実際に景気回復については、73%の人が「景気回復に関する話題をよく耳にする」と答え、「実際に景気が回復してきたと、自身で感じている」という人も38%いた。
次に、ファッション分野外も含めて、バブル期に注目を集めた20個のワードを選定、認知率を調べることにより、今後のリバイバルに対する可能性について探った。バブル世代の人には、当時トレンドになっていたことを知っているかを、若者世代には、そのワードを知っているかをたずねた。
バブル世代の人たちにおける、当時トレンドになっていたことを知っている人の割合は、対象とした20個のワードの内17個についてが、9割を超えた。いっぽう若者世代における認知率が40%を超えたワードは18個で、世代差が30歳ほどあることを考えると認知率は高い。ここでの上位項目、「ディスコ」、「ティラミス」、「朝シャン」などは、次のリバイバルを生む有力候補かもしれない。
《高木啓》
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