米Google、「Android 4.4」を公開……Nexus 5のほかGalaxy S4、HTC Oneにも搭載へ
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「Android 4.4」の最大の特長は、システム全般のメモリ使用量をコンパクトにしたこと。最近のハイエンドなAndroid端末はメモリ2GB搭載のモデルが多いが、このコンパクト化によりメモリ512MBのエントリークラスでも快適に動くようになる。従来の端末であってもパフォーマンスが向上するほか、アジアや南米といった新興市場でのエントリークラスの端末でも普及が進むことになりそうだ。
個々の機能に関しては以下のとおり。
・音声操作
ホーム画面などで「OK, Google」と言うと検索ページの表示(音声検索も対応)、メッセージの送信、ナビ開始、曲名やアーティストを指示して音楽再生といったことが可能。
・フルスクリーンモード
端末で書籍を読んでいたり、映画や動画を鑑賞していたりしたとき、これまで常時表示されたいたステータスバーもナビゲーションボタンもない全画面表示が可能になった。Immerse yourself(没入)モードとしている。
・マルチタスク
システムのコンパクト化により、マルチタスク時の応答パフォーマンスが向上。
・電話機能
通話頻度によって自動的に連絡先を並び替えたり、連絡先にない番号からの着信時に自動的にGoogle Mapsから店舗や企業の登録番号を探して表示してくれる。
・SMS/MMSの統合
複数のアカウントを持っている場合、メッセージなどを見逃さないようにSMS/MMSなど複数のアプリを「ハングアウトアプリ」として統合。
・ファイル管理強化
Google Driveや他のストレージサービスで使用したファイルや、端末で最近開いたファイルなどに素早くアクセスできるようなUIを提供。
そのほか、紛失時にウェブから端末を探して地図上に表示したりできるデバイスマネージャーの標準搭載、Google Keyboardに絵文字を追加、標準で印刷機能搭載、ステータスバーとナビゲーションバーは背景が透明になるなどの機能追加やUI変更が行われた。
「Android 4.4」は、「Nexus 5」に標準搭載されるほか、数週間以内にNexus 4/7/10、Google Play版のGalaxy S4やHTC Oneなどで利用できるようになる予定。
《関口賢》
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