Tizenに対するスタンスは変わっていない……NTTドコモ幹部
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セッションでは、Tizenno開発状況、パートナー企業や製品開発動向の他、Tizen 3.0の新しい機能と、今後のロードマップなどが示された。公開セッション終了後には、報道陣を対象に記者向けラウンドテーブルが開催され、個別の質問に答える時間が設けられた。セッションの概要と、ラウンドテーブルの模様をお伝えしよう。
◆Tizenの2013年進捗、今後の展開
セッションスピーカーのトップバッターはNTTドコモの杉村氏だ。杉村氏は、Tizen Associationのメンバーは、世界中のチップベンダー、ソフトウェアベンダー、サービスプロバイダー、製造業、通信事業者から構成されており、非常にニュートラルかつフェアな活動を展開している組織であること、そして現在はマルチデバイスおよびクラウドのニーズに対応するため、Tizen Complianceとしてさまざまなプロファイルを規定していることを紹介した。さらに、プログラム指向のUIからオブジェクト指向のUIを実現するものとして、Dynamic BoxとDrop Viewという新しい機能の名を挙げた。この2つの機能は、アプリをタイルのようなボックスで起動し、その中のビューをドリルダウンしていく形で各種機能や情報にアクセスできるというUIを提供するものだ。
続いてインテルのクロトー氏が登壇し、Tizenの特徴のひとつは協力なエコシステムにあると述べる。Linux FoundationがコミットするTizenは、真のオープンソースであり、ベンダーやメンバーの自由が保障される。アプリはネイティブ、HTML5の両方に対応可能であることもアプリや製品の応用範囲を広げる。そして、開発にはTizen Associationの多様なメンバーによるサポートも、すでに50万人の開発者を要するエコシステムの強化にもつながっている。
開発者およびプロバイダー向けには「Tizen Store and Seller Office」というコミュニティサイトを立ち上げており、賞金総額が400万ドルというTizen APP Challenge(ハッカソン)といった取り組みも紹介された。
最後のジョンドク・チョイ氏は、Tizen SDKの特徴、Dynamic Boxの詳細、クロスプラットフォーム、Tizen 3.0へのロードマップなどの説明を担当した。クロスプラットフォームに関しては、現在のモバイルやIVI(In Viehcle Infortainment)だけでなく、テレビ、カメラ、PC、プリンター、冷蔵庫、ウェアラブルコンピュータなどにもプロファイルを拡張していくと述べた。また、モバイルについてもハイエンドだけでなく、ローエンドからミッドローまでカバーできるようにモバイルプロファイルを「Full」と「Light」に拡張されている。
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