「ロスコの哲学を投影したミニマルロック」ラッドミュージシャン【14SSメンズ】
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マルーン、ブラック、オレンジ、ロイヤルブルーなどからなるカラーパレット。コットンリネンのニットには、モヘア素材を組み合わせてロスコの作品に見られるカラーブロックを表現。ボーダー風のジャカードニットも、色や素材、編み方を変化させて、ロスコが絵具を重ねて作り上げたグラデーションを服作りの技法で再現した。
ジャケットやブルゾン、ロングシャツなどトップスは衿などの装飾を排除したミニマルなボックス型のシルエット。クロップド丈のワイドパンツやショートパンツはフロント端にタックを寄せ、細身のパンツには同色のエプロンを重ねてスクエアなシルエットに仕上げている。カモフラージュ柄は手書きで細かく描かれている。鳥の羽で表現した総柄のグラフィックは、ロスコと同時代に活躍した抽象画家のフランツ・クライン(Franz Kline)の絵画がモチーフとなっている。
会場はスモークと照明を用いてロスコの絵画のような曖昧な矩形を浮かび上がらせ、アルヴォ・ペルト(Arvo Part )のピアノの旋律からショーがスタート。中盤からはピーター・ケンバー(Peter Kember)のプロジェクト、エクスペリメンタル・オーディオ・リサーチ(Experimental Audio Research)のノイジーな楽曲へと変化し、ロスコの抽象表現主義を音の演出でもなぞってみせた。
《編集部》
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