「バースアドバイザー」が専任で産前・産後をケア | RBB TODAY

「バースアドバイザー」が専任で産前・産後をケア

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 産前・ 産後のママ が1人で悩みを抱えてしまうことが、ニュースなどにも取り上げられ、問題化している。医療法人財団 緑生会 水口病院(東京都武蔵野市)は11月28日、1人の妊産婦につき、1人の助産師が専任でサポートをする「バースアドバイザー」サービスの導入を開始した。

 「バースアドバイザー」は、産前・産後ケアサービスの一環として、妊娠が分かった段階から、赤ちゃんを産んで子育てに入った後まで、専任で母親の希望や悩みに応えるアドバイザーとなる。同時に、父親による妊娠・育児のサポートも、随時行うという。水口病院では「コンシェルジュ」による、産前・産後の入院妊産婦のサポートも行っているが、全員が助産師資格を持つ「バースアドバイザー」により体制を強化し、専門的な視点から、きめ細やかなサポートを行う。

 具体的には、妊娠が分かったタイミングから妊娠32週目までに、「バースアドバイザー」と「バース プラン」の設計を実施。“どのような出産がしたいか”“どのようなママ・パパになりたいか”“どのような育児がしたいか”といった内容について希望をまとめ、最適な出産プランを一緒に考案する。その後の定期検診の際や、来院の際には、最初に思い描いた希望が実現できるよう、随時サポートを行う。

 妊娠中~出産までは、妊娠中のママ・パパが学べる場として「プレシャスファミリークラス(ママ・パパ学級)」を用意。定期検診週にあわせて、“妊娠経過と当院での分娩について”“妊娠中の栄養と体重コントロールについて”“母乳の利点としくみについて”など、各回に異なるテーマを設け、医師が講師をつとめる。ヨガなどのフィットネス、ベビーマッサージ講座など、さまざまな種類から選択出来るアクティビティも用意されている。

 退院してから1~2週間の期間には、「バンビーノクラス」を実施。赤ちゃんの体重チェックや授乳の状態を確認し、「バースアドバイザー」がアドバイスを行う。

 水口病院では“育メン”の支援も積極的にしており、待合室には男性誌を設置したり、検診室や分娩室については、パパが快適に同席できるように改装した。「バースアドバイザー」も、パパからの相談もいつでも受付ける。前述のクラスやアクティビティにはパパも参加できる。

 水口病院では、院内施設やサービス内容を実際に閲覧できる院内ツアーも随時実施中(無料・予約制)。 また、一部アクティビティについては、水口病院での出産をしていなくても参加可能だ。

《冨岡晶》

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