富士通研、ストレージトラフィックの経路操作が可能なSDN技術を開発
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富士通研究所は12月9日、LANとSAN(Storage Area Network)の統合ネットワークを対象として、ストレージトラフィックの経路を制御し、スループットを向上させるSDN(Software Defined Networking)技術を開発したことを発表した。
OpenFlowに代表される従来のSDN技術では、イーサネットアドレスやIPアドレスを用いてLANトラフィックに対する制御はできるが、IPアドレスを使わないストレージトラフィックに対応していなかった。今回、富士通研では、制御に必要な機能をネットワークスイッチに実装し、それをコントローラーから制御する技術を開発。統合ネットワーク開発環境で約2倍の性能向上を確認したという。
FCoE(Fibre Channel over Ethernet)のデータの流れ(ストレージフロー)に着目し、ストレージフロー検出とストレージフロー操作に分割して、試作したコンバージドファブリックスイッチに実装した。これにより、ストレージトラフィックの経路操作を外部から可能にとした。
今後は、今回発表のストレージトラフィックの制御を含む効率的なネットワーク利用の研究開発を進め、2014年度中の実用化を目指すとのこと。
OpenFlowに代表される従来のSDN技術では、イーサネットアドレスやIPアドレスを用いてLANトラフィックに対する制御はできるが、IPアドレスを使わないストレージトラフィックに対応していなかった。今回、富士通研では、制御に必要な機能をネットワークスイッチに実装し、それをコントローラーから制御する技術を開発。統合ネットワーク開発環境で約2倍の性能向上を確認したという。
FCoE(Fibre Channel over Ethernet)のデータの流れ(ストレージフロー)に着目し、ストレージフロー検出とストレージフロー操作に分割して、試作したコンバージドファブリックスイッチに実装した。これにより、ストレージトラフィックの経路操作を外部から可能にとした。
今後は、今回発表のストレージトラフィックの制御を含む効率的なネットワーク利用の研究開発を進め、2014年度中の実用化を目指すとのこと。
《冨岡晶》
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