【2014年 年頭所感】その8…ダッソー・システムズ、サイボウズ、オラクル
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■60年前の甲午に高度経済成長が始まった…ダッソー・システムズ
■日本発のクラウドサービスを世界に広げる年に…サイボウズ
■「Internet of Things」の時代…日本オラクル
■60年前の甲午に高度経済成長が始まった
ダッソー・システムズ株式会社
代表取締役社長 鍛治屋清二
本年は甲午の年です。60年前の甲午である1954年は日本の高度経済成長が始まり、国全体として経済成長が本格化し始めた年でした。くしくも現在、新政権運営の下で景気が上向き始め、これから本格的な成長が見込まれる情勢です。ダッソー・システムズ株式会社としましても、新しい環境をフルに活用しこの成長の流れを乗りこなせるよう誠意努力してまいります。
■日本発のクラウドサービスを世界に広げる年に
サイボウズ株式会社
代表取締役社長 青野慶久
ワークスタイルにおいては、時間や場所に制限を設けない「ウルトラワーク」制度を本運用化しました。これらの「働き方」の取り組みを、自社サービスと組み合わせてお客様へのご提案に活かすのみならず、日本のビジネスパーソンの豊かな働き方の実現へとつながるよう、引き続き様々なワークスタイルの挑戦を続けてまいります。
2014年は、クラウド事業をさらにエンタープライズ市場、グローバル市場において伸ばす年です。特に「kintone」の米国市場に対する本格的なマーケティング活動を開始し、世界に通用する日本発のクラウドサービスとして挑戦してまいります。
■「Internet of Things」の時代
日本オラクル株式会社
執行役社長最高経営責任者 デレク・エイチ・ウイリアムズ
2014年を「グローバライゼーション」の年として、皆さまのイノベーションをより一層加速することを目指してまいります。2013年は、アベノミクス主導の金融緩和により日本経済の緩やかな景気回復が感じられる1年でした。真の「グローバル化」に向けた土台づくりが始まり、2014年は企業がその土台を活かして事業成長を最大化するための次の一手が期待される1年になるでしょう。
日本企業がグローバル化を推進するにあたり、「グローバル化」を正確に理解する必要があります。「グローバル化」は「国際化」、「他国化」ではなく、企業のビジネスを「世界規模」で考える、ということです。
IT業界に目を向けると、2013年はビッグデータの活用が実用段階に入り、車、電車、飛行機などの乗り物、テレビ、冷蔵庫などの家電、医療機器、医薬品などの「モノ」がインターネットに接続し、「ヒト」の作業を介さず自動的に多種多様なデータを送受信する「Internet of Things」の時代が到来しています。
このような環境において、お客様のさらなるイノベーションをITの側面から加速させるため、日本オラクルは、2014年、以下の分野に注力してまいります。
2014年の注力分野の1つはクラウドです。昨年より注力してきたクラウド型のHCM製品「Oracle HCM Cloud」やカスタマー・サービス・アプリケーション「Oracle RightNow」に加え、ソーシャルメディア管理アプリケーション「Oracle Social Relationship Management」やBtoBマーケティング・ソリューション「Oracle Eloqua」などの新たな領域におけるクラウド・アプリケーションを展開していきます。
2つ目の注力分野は引き続き「Hardware and Software Engineeredto Work Together(ハードとソフトが一体となって最適に動くように設計、実装されている)」を製品コンセプトに開発された製品群「エンジニアド・システムズ」です。
3つ目は各業界向けへの取り組みです。「Oracle Industry Leadership Summit」を今年も同様の規模で4月24日に開催します。
最後に、先に挙げた「Internet of Things」の時代においてオラクルは、情報端末からデータセンターまでを網羅したIT技術、製品を提供できる唯一の企業としてお客様の革新的な取り組みを支援していきます。
「Internet of Things」を具現化する基盤として、情報端末に最適化された「Oracle Java Embedded」、「Oracle Berkeley DB」、時々刻々と発生するデータをリアルタイムに処理する「Oracle Event Processing」、「Oracle Coherence」、データセンターにおけるビッグデータの蓄積・管理・分析基盤として、「Oracle Exadata」、「Oracle Big DataAppliance」や「Oracle Exalytics」などの「エンジニアド・システムズ」を推進していきます。これらに加え、網羅的なセキュリティの強化、業務アプリケーションとの連携、データ分析に基づく改善には「OracleDatabase」、「Oracle Fusion Middleware」の各種コンポーネントを推進していきます。
《高木啓》
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