TBS、消費者嗜好の分析サービス「Histrend」開始……ジャンルを問わない関係を可視化
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「Histrend」では、TBSマーケティング部が約40年間継続して調査している「人の好み」に関するアンケート「TBS総合嗜好調査」のデータに基づき、ブランド・人・物などで、ともに好まれやすいもの同士の関係性を可視化することができる。「ともに好まれやすいもの」を、ジャンルを問わず把握できるのが特長とのこと。
たとえば、「興味を感じる・くわしく知りたいと思う日本歴史上の人物」という設問で、「織田信長」と答えた人は、「ローストビーフ」や「とんかつ・串かつ」などの肉類が好きで、同時に「とら」や「ライオン」といった攻撃的な動物を好む傾向がある、「徳川家康」と答えた人は、信長派とは違い「白菜」といった草食を、また「イルカ」や「パンダ」といった穏やかでおとなしい動物を好むという傾向がある、といったことを瞬時に読み取れるという。
調査時の質問項目は約200問と多岐にわたり、人物・ブランド・食品など幅広いジャンルの中から人の感覚やイメージでは気付きにくい「ともに好まれやすいもの」を発見することが可能となっている。なお、Histrendでは「擬似相関」は表示されないため、統計学や分析の知見がなくても利用できるとのこと。
今後は、「世代」「性別」「年代」といった切り口で消費者を分類可能とするほか、「消費者が時間の経過とともにどう変化するかを時系列に分析する手法(コーホート)」やその分析例などの情報を定期的に発信する計画だ。
現在サイトでは、無料トライアルが利用可能(検索10回まで)。有料版は初期費用10万円、年間利用料30万円での提供となる。
《冨岡晶》
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