【au2014年春モデル】6.4型ハイクオリティ“ファブレット”「Xperia Z Ultra」 | RBB TODAY

【au2014年春モデル】6.4型ハイクオリティ“ファブレット”「Xperia Z Ultra」

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LTEモデルの背面にはXperiaとauのロゴ
LTEモデルの背面にはXperiaとauのロゴ 全 12 枚
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 「Xperia Z Ultra」(ソニーモバイルコミュニケーションズ)は、約6.4インチのフルHDディスプレイを搭載したAndroid端末。

 本機は昨年6月下旬に上海で開催された「Mobile Asia Expo」で発表後、夏から欧米や中国等地域でLTE対応のスマートフォンとして販売を開始した。日本国内ではLTEモデルとWi-Fiモデルが発売される。“LTEスマートフォン”「Xperia Z Ultra SOL24」はKDDI/沖縄セルラーが取り扱う。発売は1月25日。“Wi-Fiタブレット”の販売元はソニーマーケティングとなり、家電量販店やソニー直販サイトなどでも販売される。Wi-Fiモデルは1月24日発売。価格はオープンだが、52,000円前後になる見込み。

■LTEモデルはフルセグ搭載/日本版はBDレコーダー・nasneとの「お出かけ転送」対応

 独自の内部機構設計により、本体をスマートフォン並みに薄型化・軽量化。Xperia Z1やXperia ULよりもスリムな厚さ6.5mmを実現。本体サイズは横幅92mm、縦179mmとなり、幅約90mmのパスポートやポケット手帳と変わらないサイズ感とした。質量はLTEモデルが214g、Wi-Fiモデルが212g。スマートフォンと同等の高いモビリティを実現しながら、タブレットクラスの6.4インチの大きな画面でコンテンツが楽しめる“ファブレット”の強みをアピールする。ソニーでは、ポータブルDVDプレーヤーや電子書籍リーダー、カーナビ、電子手帳など専用デバイスのユーザーも取り込みながら、6~8インチクラスが盛り上がりを見せるタブレット市場でのシェアを拡大するため、Wi-Fiモデルの国内投入を決定した。

 メインプロセッサにSnapdrgaon 800ファミリーの2.2GHz クアッドコアCPUを使っているのは一緒だが、LTEモデルとWi-Fiモデルではチップセットが異なり、LTEモデルが「MSM8974」、Wi-Fiモデルは「APQ8074」を採用している。

 OSはAndroid 4.2。本体に内蔵するメインメモリーは2GB、ストレージは32GBでmicroSDメモリーカードスロットを搭載。バッテリー容量は3,000mAh。

 フルセグ/ワンセグのテレビ視聴機能はLTEモデルのみが対応した。付属品もTVアンテナケーブルや卓上ホルダーを同梱する。また赤外線通信やFeliCaの機能もLTEモデルのみ利用できる。NFC/MHL/Wi-Fi Miracastの通信・リンク機能はどちらのモデルにも搭載されている。

 さらに日本で発売される「Xperia Z Ultra」の特徴として、LTE/Wi-Fiモデルともにソニー製BDレコーダーやSCEのネットワークレコーダー&メディアストレージ「nasne」との連携も強化した。それぞれの機器で録画したテレビ番組をフルHD画質のまま、Xperia Z Ultraに転送して外出先へ持ち出して楽しめる「おでかけ転送」に対応。家の中で使う場合は、ホームネットワーク経由でテレビ番組のライブストリーミング視聴も楽しめる。なお「お出かけ転送」の元ファイルは、LTEモデルのみMPEG2(DRモード)とAVCモードの録画番組を転送できる。Wi-FiモデルはAVCモードのみ対応する。

■ソニー独自のディスプレイ&カメラ機能を搭載

 ディスプレイのサイズは6.4インチ。解像度は1920×1080画素のフルHD対応で、342ppiと高い画素密度を実現した。大型の画面を有効活用するため、峡額縁のデザインを採用している。

 Xperia Z1と同じく、ソニーの液晶テレビ“BRAVIA”の最新モデルにも搭載する明るく色鮮やかな映像再現を特徴とした「トリスミナス ディスプレイ for mobile」の技術を採用。独自の超解像技術を乗せた画質エンジン「X-Reality fo mobile」により、もともと低解像度のインターネット動画も、ノイズを抑えて画素を補いながら高精細に再現する。

 カメラはメインユニットが約810万画素の裏面照射型CMOSセンサー「Exmor RS for mobile」、サブユニットは約220万画素の裏面照射型CMOSセンサー「Exmor R for mobile」をそれぞれ搭載する。特にメインカメラは支持基板の代わりに信号処理回路を形成したチップを用い、その上に裏面照射型画素を重ねて形成した独自の「積層型構造」を採り入れることで、本体を薄型化しながら撮影性能も向上させた。

 撮影モードは36パターンの撮影シーンを自動認識する「プレミアムおまかせオート」を備え、様々な静止画・動画の被写体をきれいに撮れる。記録モードを「プレミアムおまかせオート」に設定した際には5メガ(3,104×1,746/16対9)の画像で記録される。逆光などの明暗差が大きいシーンでも、色鮮やで白飛びや黒つぶれを抑えながら撮れるHDR撮影は、静止画・動画の両方で対応した。

 カメラアプリはXperia Z1にも搭載されたソニー独自の「タイムシフト連写」や「ARエフェクト」、「Social Live」などのアプリを追加ダウンロードできる。

 他にも写真管理の「アルバム」、動画管理の「ムービー」、音楽プレーヤーの「WALKMAN」などソニー独自のメディア系アプリも充実。ソニーのコンテンツサービス「Music Unlimited」「Video Unlimited」や、「au Cloud」「うたパス」「ビデオパス」との便利な連携機能も特徴としている。

■薄型かつ高剛性な本体設計/ブラック・ホワイト・パープルの3色展開

 本体内部は基板の片面に大半の部品を集約して配置する高密度レイアウト・高密度配線を実現。CPUとモデムをワンチップ化したSnapdragon 800の部品集約効果も活かしながら、Xperia Zと比較して30%以上も薄い厚さ6.5mmの本体サイズを実現。

 サイドにはアルミ削り出しの部材を採用。内部部品を薄くしたため、側面の部品にも工夫を加える必要があったという。これまでのように部材を曲げてしまうと強度が弱まるため、パネルは無垢のアルミ材料を機械で削り出して剛性を高めている。側面パーツのストレート側にはヘアライン処理の部材を採用、曲面側はシボ加工として高級感を出している

 カラーバリエーションはブラック/ホワイト/パープルの3色展開。Wi-Fiモデルのパープルのみソニーストア限定販売モデルになる。本体デザインはXperia Z1やXperia Z1 fなどにも採用された“オムニバランス デザイン”とした。なおLTEモデルは本体背面に「XPERIA」と「au」のロゴを、Wi-Fiモデルは「XPERIA」と「SONY」のロゴをそれぞれ配置している。

 本体はIPX5/8相当の防水、IPX5相当の防塵設計としているので、キッチンやアウトドアでの使う際の安心感も高い。

《山本 敦》

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