第12回『愛のあるメール大賞』2月4日決定……鍵は「親子間のメール」「その年の出来事」
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「愛のあるメール大賞」は、“人々の間で交わされる心温まるメールを募集する”という趣旨で2002年にスタートしたイベントだ。「メールという手軽なコミュニケーションツールだからこそ伝えられるエピソード」を、過去11年間にわたり紹介。12回目を迎える今回は、14,272作品のなかから50作品が選ばれ、2月4日に発表される。
受賞作品の審査員は、作詞家 秋元康さん、作家・翻訳家 松本侑子さん、女優 堀北真希さん、そして新たに女優 石原さとみさんが務める予定だ。
今回NTTドコモでは、「1月23日=いい(E)文(ふみ)の日=電子メールの日」にちなんで、過去11年間の間に受賞した657作品を対象に、受賞作品の傾向について調査を行っている。それによると、過去の受賞作品をカテゴリ別に分析したところ、「親子間のメール」がもっとも多いことが判明した。また受賞作品には、「その年の出来事や流行を反映するような内容の作品」が多いことも明らかとなっている。
親子の絆のメールは、第1回で42.9%を占めていたいが、第11回でも50%と、いつの時代も半数近くを占めている。受賞作品を振り返ると、「生まれてきてくれた子どもへの感謝のメール」(6作品)、「帰ってこない子どもを心配するメール」(4作品)、「家を離れた子供を心配し、エール送るメール」(17作品)、「社会に出て思い悩む子どもへの励ましメール」(14作品)、「親だからこそ気付く、ちょっとした子どもの感情の機微」(5作品)、「少し不器用ながらも、メールで子どもへの愛情を伝えたメール」(8作品)など、いずれもメールの文章から「親から子への変わらない愛の強さ」が見て取れる。
一方、その切り口としては、その年に起こった出来事を反映している内容や、漢字能力検定協会が発表する「今年の漢字」に沿った内容が多く見られる。やはり、その年を表した出来事や漢字とリンクする内容が多いのは偶然ではなく、一年の出来事を経験した人々の想いが反映されてるからと言えそうだ。
これらから今回の大賞の傾向を予想すると、「親子の関係」をテーマに、2013年の出来事、たとえば東京オリンピック招致、富士山世界遺産登録、楽天&田中選手活躍などを切り口にしたメールになりそうだ。「今年(2013年)の漢字」は「輪」だから「親子」ともなじみがいいと思われる。
《冨岡晶》
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