辛い花粉症の季節、空気清浄機選びのポイントは?
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あまり知られていないが、花粉が外衣に付着して室内に持ち込まれるのはわずかで、多くはドアや窓の開閉時に侵入してくる。さらに窓を締め切っていても換気口から侵入するため、家の中の花粉を完全にシャットアウトすることはかなり難しい。また、侵入した花粉を掃除機で減らすことはできるが、掃除中に舞い上がったものは空気清浄機で除去するしかない。
ではどんな空気清浄機を選んだらいいのだろうか。市場では、ダイキン製「うるおい 光クリエール ACK55N」、シャープ製「KC-D50」、パナソニック製「加湿空気清浄機 F-VXJ70」というような機種が売れ筋のようだ。だが、花粉は浮遊物質の中でも重たく、すぐに落下してしまうため、素早く除去できる強力な吸引力が必要。また、大気汚染物質PM2.5に対しても効果があるのかというのも知りたいところだ。そこで今回は、部屋の空気を循環し、強力な吸引力を誇るバルミューダ製「AirEngine(エア エンジン) EJT-1100SD」をピックアップしてみた。
「AirEngine」は、独自のWファン構造で強力な循環気流と吸引力を生み出し、部屋中の空気を吸引するのが特長。吸引用と送風用の二つのファンを搭載しており、中央のターボファンによって吸引力が生まれ、外部の空気が360度酵素フィルターを通って清浄される。清浄された空気は上部のグリーンファンに引き継がれ、真上に向かって送風され、このとき側面からも吸気を追加し、最大時には毎分1万リットルの空気を送り出す。強力な循環気流と吸引力で、大きく重たい花粉サイズの粒子も、遠くの浮遊物質も引き寄せて除去される。
花粉ばかりではなく、健康への影響が懸念されている大気汚染物質PM2.5に対しても強い。同社では16畳の空間で各粒子サイズへの対応試験を行い、0.1ミクロンというウイルスよりも微細な浮遊物質も29分で90%以上を除去。また、主に0.3~2.5ミクロンの粒子を含むスモークを使った実験では、20分で99%を除去と高い除去性能を示している。
空気吸入口内部には、前後左右から吸引した細菌を内部で除菌する「360度酵素フィルター」を装着。0.1ミクロンというウイルスよりも微細な粒子も除去する集じんフィルターで、酵素の働きで細菌を分解し、ウイルスやカビを不活化する。触媒脱臭ユニットも装着されており、料理などの生活臭やペットのニオイ、ホルムアルデヒドなどシックハウス症候群の原因物質を除去する。
操作も簡単だ。「ジェットクリーニングモード」「セーブエナジーモード」「オートモード」「マニュアルモード」と4つのモードを搭載しているが、本体上部の3つのボタンから全ての操作が可能。電源ボタンを長押しすることで、チャイルドロックをかけることもできる。
床部分は正方形で、本体サイズは幅250mm×奥行250mm×高さ700mmで、設置面積はA4の紙一枚とほぼ同じサイズ。重量は約8kg。直販価格は49,800円。
《関口賢》
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