年末年始のネットショッピング、「サイトに危しさを感じた」4割「それでも利用」1割
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まず「Internet SagiWall」による1月度の調査では、インターネット詐欺サイトの検知数は67万7,141件で、前月と比べて8.7%増加。ネット詐欺の種類別では、ワンクリック・不当請求詐欺サイトが98.4%を占めていた(前月比0.1ポイント増)。
あわせて、アンケート調査を1月31日~2月3日に実施。インターネット上でショッピングあるいはクレジットカード決済をしたことがある全国の20~60歳代の男女計500人から回答を得た。それによると、「年末年始はふだんと比べてインターネットによる買い物や決済を利用する機会は増えましたか?」という質問に対して、33%が「増えた」と回答。年代別では特に20~40代の利用者が多く、50代、60代よりも約10ポイント高かった。実際に利用が増えたものとしては「食材」が46.7%ともっとも多く、次いで「服」32.7%、「家電」24.2%となっている。
実際の購入において、「(インターネットショッピング利用時の)購入を決定(あるいは決済手続き)する際に気をつけていることはありますか?」という質問に対しては、56.2%が「販売会社」をチェックしていると回答。「問い合わせ先」「特定商取引の表記」はいずれも10%台と少なく、さらに34.0%が「ない」と回答している。特に20代では47.0%が「ない」と回答し、ほぼ半数に警戒心がないことが明らかとなった。
一方で、「これまで危険あるいは怪しいと感じたサイトはありますか?」という質問に対しては、約4割が「ある」と回答。理由としては「日本語の表記がおかしい」「商品がありえないくらい安い」などのほか、「販売会社が海外」「商品発送が海外から」などがあげられている。「危険、怪しいと感じたサイトは、結局利用しましたか?」という質問に対しては、約9割が「利用しなかった」と回答している。
残りの約1割が、危険を感じつつも利用した理由としては「安さ」45.0%と、「商品の魅力」40.0%が高かった。そして、怪しいと感じたサイトを利用した回答者に対して、トラブルの有無を尋ねたところ、約半数が「(トラブルが)あった」と回答した。
《冨岡晶》
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