現役女子高生たちが快挙！女子校吹奏楽部のデビュー作が異例の首位獲得

　福岡の精華女子高等学校吹奏楽部が12日にリリースしたデビューアルバム『熱血！ブラバン少女』が、発売初週で2000枚を売り上げ、2月24日付オリコン週間総合アルバムランキングで初登場25位を獲得。クラシック部門では首位となった。

　メジャーレーベルからのデビュー自体、現役女子高生の吹奏楽部としては世界的に見ても異例といえる中、今回はさらにデビュー作でいきなりの部門首位を獲得。同日付クラシック部門では、日本人バイオリニスト・五嶋みどりが参加したアルバムで、先月27日開催の「第56回グラミー賞」で最優秀クラシカル・コンペンディアム賞を受賞したことでも話題になった、エッシェンバッハ（クリストフ）『パウル・ヒンデミット：作品集』（昨年8月発売・総合90位）を抑え、初登場で首位という快挙となった。

　同吹奏楽部は、1978年に創部され、現在は約150人の部員が在籍。名物顧問・藤重佳久先生の熱血指導の下、全日本吹奏楽コンクールで9回（うち7回連続）金賞を受賞、全日本マーチングコンテストでは参加した15回すべてで金賞を獲得するなど、輝かしい成績を誇る名門バンドで、その高い演奏力に、レコード会社のプロデューサーが感銘を受け、メジャーデビューを提案、学校側も快諾し、12日にCDデビューを果たした。

　本作『熱血！ブラバン少女』には、昨年の全日本コンクール高校の部で演奏した「フェスティバル・バリエーションズ」や1964年の東京五輪開会式で演奏された「オリンピックマーチ」、「オリンピック東京大会ファンファーレ」のほか、オリジナル曲を含む全17曲収録。収録は、地元・福岡県春日市文化センタースプリングホールにてほぼすべてが1発撮りで行われた。