【インタビュー】顧客満足を第一に多彩な機能を提供 クオリティソフト久保COO
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中小企業向けでは「サポート&トラブル対応に関する満足度」「費用対効果満足度(初期費用と月次費用)」、エンタープライズ向けでは「サポート満足度」で、それぞれ1位となった。そこで今回、同社の代表取締役社長兼COOである久保統義氏に同社の取り組みや「QNDシリーズ」について話を聞いた。
--- クオリティソフトと「QNDシリーズ」の歴史や強みについて教えてください
久保 --- 弊社は1984年にクオリティサービス株式会社として創業し、1993年にMac用のネットワークライセンス管理ソフト「KeyServer」を発売しました。当時マイクロソフトやアドビシステムズなどが発行していた同時使用ライセンスを管理する製品でした。その後、ライセンス形態の変遷に対応する形で「QND Plus」としてIT資産管理機能を付加しました。QNDは「クオリティ・ネットワーク・ディストリビュータ」の略です。
当時、日本にはIT資産管理製品そのものが無く、製品に対する需要も数千台規模以上の企業が中心でした。そのような企業に対して独占的に製品を提供しながら大規模企業での導入および運用ノウハウを蓄積しました。その後2005年に個人情報保護法が施行された際には法制度に迅速に対応し、ソフトウェアからの情報漏えいが社会的な問題になった際には、ソフトウェアの起動制御機能を追加しています。
現在では、ソフトウェアのメーカーがライセンス調査を行うことが多くなったことを背景に、ソフトウェアの棚卸しを容易に行い、正しく利用されていることを裏付けるためのレポート作成が可能になっています。このように、常に時代のニーズを捉えて求められる機能を強化、追加してきました。
またライセンス管理の為だけでなく、セキュリティ対策の為の辞書化にも迅速に対応しています。つい先日話題になった「Baidu IME」や「GOM Player」も、当日から翌日には対応機能を提供しています。アドビの脆弱性対策やマイクロソフトのセキュリティパッチにも可能な限り素早く対応することを心掛けています。
《吉澤 亨史》
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