「明日ママ」がクレーマー批判!? “抵抗”に賛辞も……「制作者側の意地を感じる」 | RBB TODAY

「明日ママ」がクレーマー批判!? “抵抗”に賛辞も……「制作者側の意地を感じる」

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 差別を助長する内容が指摘されて話題となっている日本テレビ系ドラマ「明日、 ママがいない」。批判を受けて内容を変更する事態となった同ドラマだが、19日に放送された第6話は、“抗議に対して抗議”するかのような内容だったとして、ネット上で話題となっている。

 同番組をめぐっては、劇中で「赤ちゃんポスト」に預けられた過去をもつ芦田演じる少女を「ポスト」と名付けたり、養護施設での苛烈な体罰が描かれるなど、かなりセンセーショナルな内容に対し、慈恵病院(熊本市)や全国児童養護施設協議会が「視聴者に誤解を与える」「差別を助長する」として放送中止を要請。ネット上でも賛否両論が巻き起こり大きな話題となったが、結局、日テレ側が折れる形で内容の一部を変更する方針を明かしていた。

 批判の声も多数あるが、その一方では同番組を擁護する声も依然として大きく、番組サイドとしても内容変更は苦渋の決断だったであろうが、それでも単純に“白旗”をあげたわけではなかったようだ。

 話題となっている19日放送回、三上博史演じるグループホーム「コガモの家」の“魔王”施設長・佐々木が、子供たちを集めて説教するシーン。佐々木は子供たちにクッションを抱かせ、「大人の中には、価値観が固定され、自分が受け入れられないものを全て否定し、自分が正しいと声を荒げて攻撃して来る者もいる。それは胸にクッションを持たないからだ。そんな大人になったらおしまいだぞ。話し合いすらできないモンスターになる。だが、お前達は子供だ。まだ間に合うんだ。一度、心に受け止めるクッションを情緒を持ちなさい」と、切々と語りかけた。

 突然キャラクターが変わってしまったかのような佐々木が発した、まるで同番組へのクレームに対する返答でもあるかのようなこのセリフに、ネット上では「完全にクレーマー批判w」「クレーマー批判だけど脚本側の意地を感じるな」「日テレ戦いすぎワロタw」などといった声が。また、同番組を当初から擁護している漫画家の小林よしのり氏も自身のブログで、この佐々木のセリフは「番組に抗議をしてきた者たちへの抵抗でもある」とし、「本来、こんなに言葉で説明してしまうような番組ではなかったはずだ」と前置きした上で、「製作者が追い込まれてしまって、説教をせざるを得なくなった。わしは製作者側に同情する。負けるなと言いたい」とコメントしている。

《花》

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