「ピーターと悪役には必ず類似点がある」監督が明かすスパイダーマン秘話
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
スパイダーマンを滅ぼそうと本作に登場する強敵は3人。強力なサイ型アーマーで全てを粉砕する怪力鉄人のライノ、高速グライダーで全てを切り裂く空中怪人のグリーン・ゴブリン、そして中でも最強とされているのが、高圧電流を操り全てを破壊する電撃魔人のエレクトロだ。
エレクトロは最初から悪人だったわけではなく、むしろ最初はスパイダーマンのファンだった、という設定が興味深い。誰からも必要とされていないと感じていた電気技師のマックス・ディロンは、スパイダーマンと偶然出会い、ヒーローに自分の存在を認められたことで、スパイダーマン最大のファンに。しかしある日、マックスは電気事故に巻き込まれて電撃摩人・エレクトロへと変貌。それまでの怒りを爆発させ、スパイダーマン最大の敵となってしまう。
ウェブ監督は説明する。「エレクトロの核となっているマックス・ディロンは世間から無視されてきた男だ。まともに愛されたことが一度もない彼は、怒りを抱くようになる。そしてその怒りと、周りの人々からけなされる経験とが合わさることで、非常に危険なものが表出し、そこでエレクトロが生まれるんだ」。
また、「ピーター・パーカーと彼が対決する悪役とは必ずどこか類似点がある」という点も明かす。「ピーターははみ出し者だが、マックス・ディロンもそうだ。ディロンには精神異常的な部分があり、そのために彼は極めて邪悪になるが、我々が彼を理解し、ある程度のシンパシーを抱けるようにすることがとても重要だった」。
『アメイジング・スパイダーマン2』は4月25日よりTOHOシネマズ日劇ほか全国ロードショー。
《RBB TODAY》
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