四国でもダウンロード速度はドコモが速い……123ヵ所で調査

　調査・マーケティング会社のイードは、四国地区4県の大学・高校73ヵ所、観光・レジャー・ショッピング施設41ヵ所、駅・空港9ヵ所の計123ヵ所において、携帯電話主要3キャリアの最新スマートフォンにおける通信速度の実測調査を実施した。

　下り平均速度では、全四国平均、施設別平均、県別平均のいずれも、iPhone、Androidの両端末でNTTドコモが最速となった。上り平均速度ではソフトバンクモバイルが速い。

　今回の調査で、まず iPhoneの下り平均速度が最速だったのはドコモの25.1Mbpsだった。ドコモ iPhone は全123ヵ所中56ヵ所で下り最速を記録。auは28ヵ所、ソフトバンクは39ヵ所で最速を記録した。上り平均速度はソフトバンクの iPhoneが最速（9.5Mbps）となっている。

　次にAndroid端末の比較では、ドコモXperia Z1fが下り平均速度33.3Mbpsで全123ヵ所中70ヵ所で最速を記録した。auは24.4Mbps、ソフトバンクは21.7Mbpsとなった。上り平均速度では、iPhoneと同じくソフトバンクが9.5Mbpsで最速となっている。

　いっぽう大学・高校（73ヵ所）で測定した結果をまとめると、ドコモは iPhone、Androidともに下り平均速度の最速を記録した。iPhoneが24.3Mbps、Androidが32.5Mbpsとなっている。ドコモが下り平均速度で最速を記録した地点数は、iPhoneでは73ヵ所中33ヵ所、Android端末においては41ヵ所となった。上り平均速度では iPhone、Android端末いずれもソフトバンクが最速となった。

　観光・レジャー・ショッピング施設（41ヵ所）で測定した結果をまとめると、こちらもドコモ優位で、iPhone、Androidともに下り平均速度の最速を記録した。iPhoneが25.2Mbps、Androidでは32.2Mbpsとなっている。下りの最速地点数はドコモが41ヵ所中24ヵ所。上り平均速度は iPhone、Android端末いずれもソフトバンクが1位となった。

　さらに県別に見ると、下り平均速度は全ての県で iPhone、Androidともドコモが1位となった。上り平均速度はソフトバンクが優位で、ほぼ全ての県、 iPhone、Androidで1位となった。ソフトバンク以外では、愛媛県のAndroidでドコモが1位となっている。

四国スマートフォン速度実測調査
●調査対象：携帯主要3キャリアのスマートフォン6機種
NTTドコモ：iPhone 5c、Xperia Z1f
KDDI（au）：iPhone 5c、Xperia Z1
ソフトバンクモバイル：iPhone 5c、AQUOS PHONE Xx
●調査期間：2月14日（金）～19日（水）
●利用データ：スマートフォン向けスピード測定アプリ「RBB TODAY SPEED TEST」の計測データ
●対象エリア：四国4県それぞれの主要な大学・高校、駅・空港、観光・レジャー・ショッピング施設など123ヵ所
●対象通信方式：LTE、3G
●調査手法：「RBB TODAY SPEED TEST」アプリを使用し、各地点で全端末同時に3回速度を測定し、その平均値を算出。測定箇所は施設入り口付近（大学の場合、正門付近もしくは食堂付近、高校の場合は正門付近）