コミュニティサイトでの児童犯罪被害、増加に転じる……「ID交換掲示板」が起因
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      それによると、出会い系サイトに起因する事犯の検挙件数は726件と、前年比マイナス12件で、昨年に続き減少となった。一方で、コミュニティサイトに起因して児童が犯罪被害に遭った事犯の検挙件数は1,804件と、前年比493件と増加に転じた。被害児童数は、出会い系サイトが159人(前年比-59人、-27.1%)。被害の多い罪種は、児童買春が71人で全体の44.7%だった。コミュニティサイトでは1,293人(前年比+217人、+20.2%)で、被害の多い罪種は、青少年保護育成条例違反678人で全体の52.4%だった。
2008年の出会い系サイト規制法の法改正以降、被害児童数は減少傾向にあった。一方コミュニティサイトでは、2011年初めて減少に転じ、翌年も引き続き減少していたが、無料通話アプリのIDを交換する掲示板に起因する犯罪被害により、再び増加したという。また年齢別の被害児童数の割合を見ると、出会い系サイトは「16~17歳」で過半数を占めているが、コミュニティサイトは「11~15歳」で過半数を占めており、低年齢層が被害にあっている状況が垣間見える
警察庁では、今後の対策として、取締りの継続と徹底、サイト事業者(無料通話アプリ等提供事業者を含む。 )の取組状況等に応じた対策の継続、関係省庁、事業者およびEMA等の関係団体と連携した対策の推進に加え、悪質なID交換掲示板に起因する事犯の取締りの推進を行うとしている。
《冨岡晶》
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