同フライトの機長を務めるJALエクスプレスの藤明里さんは搭乗前に報道陣の囲み取材に応じ、「ひなまつりフライトを楽しみにしてもらえる方が大勢いらっしゃるので、私自身もすごく楽しみにしている行事」と述べた。
また女性スタッフだけによる運航に関しては「女性だけの、いわゆるガールズトークみたいなものができるという特別な楽しさはある」としながらも、「それ以外の仕事に関することでは、特別なものはない」と語り、通常の業務と何ら変わりがないことを強調した。
JAL広報部によるとJALグループにはパイロットが約2400人在籍しており、このうち女性は14人。しかも機長となると藤さんも含めて2人にとどまるという。同フライトの実施にあたっては1か月ほど前から機長を始め客室乗務員、整備士、地上係員の勤務調整や、比較的遅延のない便の選定などの準備が行われているという。
このイベントはひなまつりの3月3日にちなんで行われ、今年で6回めを数える。10時5分のフライトに先立ち、搭乗口前では運航に関わる各職種の女性スタッフの紹介のあと、乗客一人ひとりに雛あられと手書きのメッセージカードが手渡された。