LG、ブルーライトやフリッカーを低減する「目に優しい液晶モニター」を発売 | RBB TODAY

LG、ブルーライトやフリッカーを低減する「目に優しい液晶モニター」を発売

IT・デジタル その他
LGが液晶モニター新製品を発表。アスペクト比21対9のウルトラワイドモニターも3シリーズ5モデルが揃う
LGが液晶モニター新製品を発表。アスペクト比21対9のウルトラワイドモニターも3シリーズ5モデルが揃う 全 10 枚
拡大写真
 LGエレクトロニクス・ジャパンは、目の疲れやダメージの原因ともなるブルーライトやフリッカーを抑える機能を搭載した液晶モニター新製品を3月下旬から発売する。

 ラインナップには、画面のアスペクト比を映画館のスクリーンと同じ「21対9」にした"ウルトラワイドモニター”も5機種含まれている。従来のアスペクト比16対9のモニターと合わせて、2014年新製品として全7シリーズ16機種が発表された。フラグシップモデルの「UM95シリーズ」は、画面のサイズが34インチ、最大解像度が3,440×1,440画素。価格はオープンだが、135,000円前後で販売される見込み。"ウルトラワイドモニター”は34/29/25インチの幅広いラインナップが揃った。

 LG液晶モニター新ラインナップの特徴は、チューナー内蔵のモニターテレビ「MT55シリーズ」を除いて、フラグシップからエントリーまで全てのモデルに目の疲れを軽減する「ブルーライト低減モード」と「フリッカーセーフ」の機能が搭載されたこと。「ブルーライト低減モード」では、PC作業における疲れ目の原因とされている、紫外線に近いブルーライト(青色光)を低減するため、モニター本体の明るさを抑え、色温度を最適に調整した2つのモードを内蔵。それぞれを作業内容に合わせて選択することで、目に負担をかけるブルーライトから受ける影響を低減することができるというものだ。

 「フリッカーセーフ」は同社の液晶モニター製品に新しく標準搭載された機能。従来のモニターではバックライトのON/OFFを繰り返すことで明るさを調整するPWM調光方式を採用していたが、この点滅そのものが目に負担をかけていた。LGでは新たに"電流の量”を調整することで画面の明るさをコントロールし、フリッカーを抑える「DC調光方式」を用いることで、目への負担を抑える効果を実現した。

 画面のアスペクト比が21対9のウルトラワイドモニターは最上位の「34UM95-P」のほか、解像度が2560×1080画素のUM65シリーズに34/29/25インチの3機種、および29インチの「29UB65-P」。アスペクト比が16対9の同じサイズの液晶モニターと比べて約1.3倍広い表示領域を持つことから、LGとしてはアプリケーションを2画面並べて表示できることにより作業効率がアップする点、映画は上下黒帯のない映像が画面いっぱいに広がる点や、PCゲームのメイングラフィックスの表示面積が広がる点などをメリットとしてアピールする。複数のアプリケーションやウィンドウを最大4つまで画面いっぱいに並べて表示できる「4-Screen Split」機能も搭載している。5機種ともすべて、従来のIPS方式よりも開口率の高いAH-IPSを採用し、鮮明な色再現と省エネ性能を実現した点を特徴としている。

 34/29インチの4機種は7W×2のステレオスピーカーを内蔵。約1.1cmの峡額縁デザインを実現した「CINEMA SCREEN」を採用。HDMI、DisplayPortのほか、最上位モデル「34UM95-P」はThunderboltを入力端子に採用している。

 本日実施された新製品発表会にはLGエレクトロニクス・ジャパンのマーケティング統括 常務 李起旭氏が登壇した。李氏は「市場規模が大きく、ユーザーが求める品質基準も非常に高いことから、LGとして日本市場は非常に重要視している」としながら、今回発表された新製品の中核となるブルーライトやフリッカーの低減機能については、日本市場からのニーズが反映されたことにより搭載したものであると説明。

 画面アスペクト比が21対9のモニターを拡充した背景についても、「画面がもっと広く、仕事の効率が上がるモニターが欲しい」という市場のニーズを反映させたことによるものだとした。李氏は「LGエレクトロニクスの製品開発は、カスタマーニーズに向き合うところからスタートしている。今回の新製品はカスタマーの声を受けて、問題を解決してきた製品ばかり。本当の意味で暮らしを豊かにし、仕事や趣味、学習の時間を快適に過ごすためのベストソリューションになるものと確信している」と期待を込めて語った。

《山本 敦》

特集

【注目記事】
【注目の記事】[PR]

この記事の写真

/

関連ニュース