映画が先かブロックが先か?……レゴムービーを作ってみる(ネタバレなし)
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レゴブロックには、以前から映画「スターウォーズ」をモチーフとしたシリーズや、「トランスフォーマー」や日本の合体ロボを彷彿とさせるシリーズなどがラインナップされており、まさに世界中の子供たち親しまれている。そして今回は、レゴを使った映画が製作され、映画「LEGOムービー」をモチーフにした「レゴムービー」シリーズが発売されたというわけだ。
もはや、どっちが先に作られたのかわからない状態だ。映画タイトルも製品面も同じなので、本記事では「LEGOムービー」と表記した場合は映画を、 「レゴムービー」または単に「レゴ」と表記した場合はブロックのことを指すことにする。といっても映画はまだ見ていないのでネタバレはないので、ご安心いただきたい。
LEGOムービーは、レビュー用のキットといっしょにもらった映画のチラシによると、レゴのミニフィギュアが主人公となり、レゴワールドを悪の支配から守るというものらしい。映画の主要なシーンや登場する乗り物ごとにレゴムービーのキットが全部で11種類用意されている。カタログには、トラッシュチョッパー、キャッスル・キャバルリー、アイスクリームマシーン(この3つは変形する)、おしおき部屋、ロボヒゲの戦い、おしごと大王のアジト、といった映画のシーンに関係したシリーズが並ぶ。タイトルの意味や詳細は、カタログに簡単な説明が記載されているが、ここでははぶくので詳しく知りたければ映画を見てほしい。
それぞれには主人公や悪役などのミニフィギュアがついてくるが、各キャラクターは別売で単体で購入することもできる。
今回レビュー用に提供されたのは「スーパーサイクルチェイス」というキットだ。映画のヒーロー エメットとヒロイン ワイルドガールが乗るバイク型の乗り物と、武装ポリスカー、非常線を張るためのバリケードが入っており、エメット、ワイルドガール、ロボスワット3体のミニフィギュアが付属する。
部品となるブロックは、乗り物ごとに袋で分けられており、組み立て説明書も別々になっている。かなり細かい部品も多いが、説明書どおりに順番に組み立てていけば説明書の読み方やコツなどもつかめるだろう。袋から出した部品はなくしやすいので、小さい箱や仕切りのついたお皿や容器などを用意しておくとよいだろう。色か形で分類しておくと組み立てが楽だ。
なお、レゴムービーの対象年齢が5歳から14歳となっているので、その上限である息子に組み立てをさせてみた。レゴの組み立てはもちろん初めてではないが、15分ほどで完成させていた。ただ、レゴムービーのようなモデルキットは細かい専用部品も少なくないので、説明書のパーツがどのブロックなのかを探すのに少し慣れが必要だった、とは息子の弁だ。
組み立てが終わると、デカールというかシールを貼って、より実物(映画に登場するバイクやポリスカー)に近づける仕上げの作業となる。レゴブロックの色で基本的なカラーリングはできているが、ロゴや模様が入ることで本物っぽくなる。本物っぽいといっても映画に登場するのも本物のレゴなので、本物を組み立てているといえなくもない。
なお、ポリスカーはミサイルランチャー部やドアミラーが可動したり、リアゲートが開閉するなどギミックもある。ただしミサイルを発射する機構はついていなかった。
完成したキットは、小学生ならそのまま車やバイクのおもちゃとして遊べばよいだろう。中学生くらいならコレクションとして飾ったり、他の部品やキットと組み合わせてオリジナルの作品を作ってもよい。あるいは、レゴムービーを使って、クレイアニメ風のコマ撮りムービーを作ってみるというアイデアはどうだろうか。デジカメと編集ソフトがあれば、ちょっとした短編や映画のシーンを再現したアニメを作れば、映画の楽しみも広がるのではないだろうか。
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