【インタビュー】販促ツールとしての電子マネー……「EJOICAセレクトギフト」が企業販促に最適な理由 | RBB TODAY

【インタビュー】販促ツールとしての電子マネー……「EJOICAセレクトギフト」が企業販促に最適な理由

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「EJOICAセレクトギフト」サイト
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 お中元やお歳暮、あるいは新生活シーズンのプレゼント。日本独自の要素も色濃く、インターネット時代になってもあまり変化の大きくなかった習慣だが、「モノありき」だったギフトの世界にもデジタル化の波が押し寄せている。

 図書券や金券に代わって、電子マネーカードを贈るといったケースも精勤では増えてきた。さらに進んで、NTTカードソリューションの「EJOICAセレクトギフト」は、電子マネーそのものを贈ることができるデジタル化時代が生んだギフトサービスとなっている。

 「EJOICAセレクトギフト」は、贈られた側が『nanaco』『楽天Edy』『モバイルSuica』など多数の提携サービスから自由に選び、電子マネーを受け取ることができるサービスだ。この「EJOICAセレクトギフト」が、ここ最近、企業のキャンペーンや販促としても注目を集めているという。なぜ企業は「モノならぬギフト」を選ぶのか。同社取締役の石原敦氏に聞いた。

--- まずは、現在の電子マネー全体の状況を教えてください。

石原:『nanaco』『楽天Edy』など、電子マネーの利用は近年拡大の一途を辿っていて、2012年には3兆円近い市場が生まれている状況にあります。同時に、企業が電子マネーをキャンペーンや販促ノベルティに利用するシーンが浸透しつつあると感じています。

 当社の「EJOICAセレクトギフト」は、プレゼンター(プレゼントする側の企業)が『nanaco』『楽天Edy』のほか、『Amazonギフト券』など、複数の電子マネーをエンドユーザーにネットで配布できるサービスですが、電子マネー市場の拡大に伴って、利用頂く企業も年々増えていますね。市場全体に追い風が吹いています。

--- 電子マネーの利便性は、どういった点にあるのでしょう?

石原:多くの方がお釣りの面倒を感じたことがありますよね。電子マネーではそういった現金を持つことのデメリットが解消され、簡単に決済ができます。コンビニエンスストアをはじめとした提携店舗も増え、ますます利便性が理解されはじめています。4月には消費税増税が控えていますが、電子マネーを利用すれば、お釣りの面倒も解消されつつ、ポイントが貯まったり、電車賃が現金よりも安くなったり、ユーザーにとってもさまざまな「お得感」があると思います。

--- あらためて、「EJOICAセレクトギフト」について教えてください。

石原:企業がユーザーに、電子マネーを贈り、受け取ったユーザーはその中から好みのものを自由に選んで使える、法人向けのギフトサービスです。電子マネーは7種類(nanaco、楽天Edy、出光キャッシュプリカ、カエトクカード、HMV Gift Card、Amazonギフト券、モバイルSuica)から選択できるので、「近所に使えるお店がない」ということがなく、自由に選べるところが一番のメリットですね。

--- では、「EJOICAセレクトギフト」を企業が導入するメリットは何ですか。

石原:紙やカードといった金券の場合は、ユーザーに郵送する際に様々なコストがかかりますが、「EJOICAセレクトギフト」は、メール添付やWebでの直接表示で贈ることができます。また紙券ではどうしても利用できる場所や店舗が限定されてしまいますが、「EJOICAセレクトギフト」は受け取ったユーザーの生活シーンに合わせて、種類を選べ、実店舗でもネットショップでも使えます。

 企業にとって「使い勝手が悪いんじゃないか」「ユーザーが使えなかったらどうしよう」というこれまでのギフト券(紙券)にありがちな懸念をすることなく利用できる。そういうわけで、贈るほう贈られるほうの両方にメリットのあるサービスだと思います。

 ちなみに今後は、「EJOICAセレクトギフト」の選択先に、ゲームや電子書籍、音楽配信などで使える「NET CASH」(オンラインゲームの課金や音楽ダウンロードなどオンライン決済で使えるプリペイド電子マネー)を追加することも考えています。

--- 使い勝手の良さが、最大のメリットなのですね。

石原:「EJOICAセレクトギフト」は、ネット上で完結する仕組みなので、住所などを登録せずに贈れるのもメリットです。また、実態はIDなので、意図的に、印刷してモノとして贈るオペレーションも可能です。例えばぬいぐるみの体にIDを印刷したり、IDを印刷したラベルを首から下げたりと、色々な形状が可能で汎用性はとても高いです。

--- 「ポイント」を活用した販促サービスも多いですが、「電子マネーギフト」との違いは、どこにあると思いますか?

石原:「EJOICAセレクトギフト」はポイントサービスではなく電子マネーなので、いわゆるバリューそのものです。ポイントをバリューに交換する際には、1000ポイントでも価値としては500円分のものもあったりなど、交換レートが変わるのでわかりにくい部分がありますが、「EJOICAセレクトギフト」は1000円分は1000円分です。ユーザーには「直接バリューをもらっている」とダイレクトに実感して頂けるのではないでしょうか。

--- 実際にどのような企業が「EJOICAセレクトギフト」を導入していますか?

石原:電機メーカーなどのナショナルキャンペーンの景品として採用され、やはりユーザー自身が自由に商品を選べるという点でご満足頂きました。あるカード会社では、ウェブ明細促進キャンペーンの特典としてご利用頂いたところ、通常の4倍ほどの申し込みを頂いたという事例もあります。またポイント制の福利厚生サービスを採用している企業では、使用し切れなかったポイントを電子マネーに替えることで、社員がきちんとメリットを享受できるということで、便利にご利用頂いています。

--- 最後に、今後のサービス展開の予定を教えてください。

石原:先ほども言いましたが、「NET CASH」は、電子書籍や音楽配信、オンラインゲームの決済でも使えるので、ラインナップの一つとして加えたいと考えています。またお客様にとって利便性が高く、話題性のあるサービスとの提携は今後も引き続き検討していきたいです。さらに場合によっては電子マネーだけでなく、リアルの金券や物品も選択メニューに取り入れるなど、「セレクト」の幅をどんどん広げていきたいですね。

--- ありがとうございました。

《冨岡晶》

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