20~30代に支持される「海外ビール」……約半数がフェスやイベントの経験あり | RBB TODAY

20~30代に支持される「海外ビール」……約半数がフェスやイベントの経験あり

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海外ビールを飲む頻度(全体)
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 近年、ビールのフェスティバル・イベントが各所で開催されたり、ベルギービールなどの専門店が増加するなど、「海外ビール」の注目度が増している。サッポロビールは3月27日、「海外ビール」に関するアンケート調査の結果を発表した。

 調査時期は3月11日~12日で、週に1回以上お酒を飲む20~50代の男女300名(東京在住)から回答を得た。

 まず、「どれくらいの頻度で海外ビールを飲んでいますか」と質問したところ、「月1回程度、あるいはそれ以上」が21.3%となり、5人に1人が月1以上のペースで海外ビールを楽しんでいることが判明した。20代でみると、飲んだことがないと答えた人が23.7%いる一方で、「月1回程度、あるいはそれ以上」と答えた人は30.3%とそれを上回った。

 近年増加傾向のビールのフェスティバル・イベントの参加経験を聞くと、29%が「参加経験あり」と回答。世代別にみると、若い世代ほど高く、20代では47.4%と約半数が参加経験ありと回答している。30代でみると経験者は28.9%と3割弱程度だが、そのうちの40.9%が過去1年に「複数回」参加したことがあると答え、高いリピート率を示した。

 海外ビールの自宅での飲用経験を産地国別に聞くと、1位:アメリカ(36.1%)、2位:ベルギー(27.8%)、3位:ドイツ(26.1%)となったが、20代でみると1位:ベルギー(26.4%)、2位:ドイツ(23.6%)、3位:アメリカ(22.2%)となり、傾向に違いが見られた。また、海外ビール経験者にその良さを聞くと、上位は「個性的な味わい」「味のバリエーションが豊富」「日本のビールとは味が違う」と、さまざまなビールを味わえる点が理由にあげられている。

 そのなかでも、多様性に特徴があるベルギービールについて、代表的なビールタイプの特長を具体的に解説したところ、「ベルギービールに関する興味が高まった」と82.3%が解答。特に20代では、「とても高まった」と答えた割合が、全世代の平均値より10ポイント以上高く、さまざまなタイプ・味が楽しめることに重点を置いていることがうかがえる。

 また海外ビール経験者に、「日本のビールと比べて、海外ビールのどんなところに不満を感じていますか」と聞いたところ、ワーストは「価格が高い」で60.2%、次点は「売っているお店が少ない」で48.2%となった。

 なお4月の増税後に「節約をする」と答えた人に、「1か月のお酒代の節約予定金額」を聞いたところ、平均「自宅でのお酒代847円/飲食店でのお酒代1565円」という結果になっている。特に30代の節約志向が高く、「自宅でのお酒代1308円/飲食店でのお酒代2268円」と、大幅な節約志向が浮き彫りになっており、「海外ビールが飲みたいけど、増税でお酒代を節約しないといけない」というジレンマに悩まされる人が増えそうだ。

 こういった傾向に対し、サッポロビールは、新ジャンル飲料「サッポロ ホワイトベルグ」を5月13日に新発売する。「ベルギー産麦芽」「小麦麦芽」に加え、伝統的なベルギーのホワイトビールの製法に学び、現在大手4社から発売されている新ジャンルでは唯一となる「上面発酵酵母」を採用した。さらにスパイスに「コリアンダーシード」「オレンジピール」を使用した、リキュール(発泡性)だ。パッケージデザインは青緑色をメインカラーとし「新たな味わい」の登場感を演出したという。

《冨岡晶》

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