360度×360度、全天球ボール型カメラを日本公開 独パノノ
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Panonoは直径約11cm、重量300gの球形ボディに36個のカメラを備えている。放り投げることで自動的に撮影を開始。放り投げた際の速度から、最高点に達する時間を自動的に計算。最高点に達し、最も静止状態に近いタイミングで36個のカメラを同時に作動させ、撮影者(放り投げた人)を中心とした全方位を記録することでパノラマ画像を撮影できる。パノラマ画像の生成は専用のアプリを介し、サーバー上で行う仕組みになっており、面倒な作業は必要ない。生成終了後の画像は1億0800万画素相当になる。内蔵メモリーは500GBを搭載予定で、約400枚の写真が撮れる。
開発資金はインターネットを通じて資金提供を募る「クラウドファンディング」で行っていたが、目標額に達したことで発売が正式に決定した。
今回、メディア向けに公開されたのは発売を予定しているモデルのサンプル機と、開発に使用しているプロトタイプ機の二つ。サンプル機の大きさはソフトボールサイズ、プロトタイプ機はバレーボールサイズといったところ。サンプル機はデザイン検討モデルで撮影することはできず、デモ撮影はプロトタイプ機を使って行われた。
上に向かって放り投げるだけで撮影できるため、撮影者は何も考える必要がない。製品版ではアプリを介して任意のタイミングでシャッターを切ることもできるため、三脚や一脚などに固定した状態でパノラマ写真を撮ることもできる。用途はユーザーの数だけあると言ってもいい。
このPanono、予定価格は599米ドルだが、専用サイトで先行予約すると549米ドルで購入できる。日本からの注文は名前とメールアドレスを入力し、これを受けた担当者からの連絡を待つ……、という方法になる。
《石田真一》
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