「日本初の商用4K-VODサービスを目指す」……NTTぷらら板東社長会見・一問一答 | RBB TODAY

「日本初の商用4K-VODサービスを目指す」……NTTぷらら板東社長会見・一問一答

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NTTぷららの板東浩二
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 NTTぷららは7日、14年度の事業説明会を開催した。今年の10月には4K-VOD商用サービスを開始、サービスの“キャリアフリー化”を推し進める具体的な戦略の内容について発表が行われた。

 発表会後にNTTぷららの板東浩二社長が囲み取材に応じた。説明会で実施された質疑応答の内容とともに紹介する。


--- 4K-VOD配信の作品の料金形態はどうなる。STBチューナーは貸与と購入の両方で展開するのか。

板東 --- 現在どういった形がベストか検討している。コンテンツについては商用サービス時に100本以上を集めたい。アメリカでNETFLIXやアマゾンがハリウッドからコンテンツを調達して展開していると聞いている。当社も同じ手法を取りながら、独自コンテンツを制作してラインナップを充実させたい。コンテンツは売り切り形式とペイパービューとに分かれると思う。

--- テレビに4K-VODのチューナーが内蔵されることもあるのか。

板東 --- 現時点では詳しく話せないが、ぜひやりたいと思っている。遠い話ではなく、かなり近い時期に明らかにできるだろう。4Kとは別にひかりTVチューナーを内蔵するテレビは各メーカーが商品化いただいている。実現性は高い。ユーザーはコンテンツを契約するだけで見られるようになるイメージだ。STBを4Kテレビを持っている人に後から提供するのは比較的難しいと思うが、サービスをプロモーションしながらメリットを訴求したい。ハードについてもレンタルと売りきりの両方を用意するだろう。

--- 4K-IP放送について、いつごろのスタートを検討しているのか。コンテンツの調達、あるいはVODとの関係はどうなる?

板東 --- 4K-IP放送の場合、24時間コンテンツを流さなければならなくなるので調達が大変になってくるだろう。従って私たちもマーケットの立ち上がりを慎重にみながら、商用サービスの開始時期を決めていくつもりだ。できれば14年度中に開始したいが、色々勘案しながら対処したい。まずは4K-VODをはじめて、マーケットの構築に貢献することを最優先にしていく。

--- 4KトライアルはNTTぷららが独自にやるのか。次世代テレビフォーラムとの協業ではないのか。

板東 --- NexTV-Fの方では放送サービスを中心に取り組んでいるので、VODのトライアルは今回発表したとおり当社独自のものだ。放送系はNexTV-Fと逐次連携を取りながら、歩調をできるだけ合わせて取り組みたい。コンテンツについてもできれば提供していただいて、バラバラにやらず一緒にできれば良いと思っている。

--- 個人宅への4Kトライアルはやらないのか。

板東 --- 今のところ考えていない。

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《山本 敦》

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