【ファインテック2014 Vol.5】ユニークなスクリーン用透明フィルム
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ENEOSというと、どうしてもエネルギー関連製品というイメージがあるが、新規分野も積極的に開拓しているそうだ。
このスクリーン用透明フィルムは、科学技術振興機構(JST)の戦略モチベーション創出推進プログラム「高分子ナノ配向制御による新規デバイス技術の開発」より助成を受けた開発されたもので、ガラスやアクリル板に貼り合わせて使用するという。投影の原理は、フイルム中に分散している特殊な粒子が、プロジェクターを裏側から光を散乱させ、スクリーンに映像を映し出すというものだ。使われている粒子のサイズが小さくて透明であるため、スクリーン越しに背景が透けて見える。利用シーンとして、車載用のヘッドアップディスプレイや、ウィンドウサイネージなどが考えられる。
またガラス上に、ナノダイヤモンドを使用した塗料を塗ることで、透明スクリーンとして利用できる塗布型も展示していた。これは東京工業大学、ビジョン、ENEOSの3社による共同開発の成果だという。
《井上猛雄》
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