『テルマエ』ルシウスの名前…源頼朝、石原裕次郎、渥美清らと並ぶ
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
前作で、斬新なテルマエ(浴場)を作ったことで一躍人気者となった古代ローマの浴場設計技師・ルシウス(阿部寛)。しかし、コロッセオにグラディエイターを癒すテルマエ建設を命じられ、またもアイディアに悩み、再び現代日本へタイムスリップ。お風呂専門雑誌のライターに転向していた真実(上戸彩)たち“平たい顔族(=日本人)”との再会も束の間、平和推進派のハドリアヌス帝と武力行使派の元老院の対立に巻き込まれていく――。
1日にドラム缶約23万本(4,600万リットル)の温泉が湧き出る自然湧出量日本一を誇る草津温泉。温泉街のシンボル“湯畑”や名物の“湯もみ”が本編中にも印象的なシーンとして登場する。
草津では平成12年に町制施工100周年を記念して、草津を実際に訪れたゆかりのある偉人・著名人たち100人が“草津に歩みし百人”として選出され、日本武尊(ヤマトタケル)や源頼朝といった歴史上の人物から、石原裕次郎、渥美清といった名優まで錚々たる人物が湯畑を囲む石柵に名を刻まれているが、阿部寛が演じた『テルマエ・ロマエ』の主人公“ルシウス・モデストゥス”の名前も今回101人目として、刻まれることになり、阿部寛と上戸彩が草津温泉に招待された。
阿部さんは偉人たちと並ぶことについて、「あまりにも周りの方がすごい人物なので、嬉しい半面、恐れ多いです」と恐縮。上戸さんも「阿部さんでなくて、“ルシウス”の名前というのが面白いですね。でも、初めて聞いたときはすごいなと思いました。阿部さんの名前がよかったけれど(笑)、次は阿部寛と上戸彩の名前が刻まれるように頑張ります!」と次なる目標を掲げてた。
さらに2人は、ルシウスが現代の草津にタイムスリップした時に飛び出した「熱の湯」で、名物の“湯もみ”を観覧。湯もみとは、草津の熱い源泉を水で薄めることなく入浴できるように温度を下げるため、長さ6尺(180cm)の板でお湯を“もむ(かき混ぜる)”草津の名物。湯もみ娘の指導を受けながら、2人は「草津よいとこ、一度はおいで~♪」と草津節を口ずさみながら、湯もみを満喫していた。
プレミアイベントへの出席という任務を負いつつも、2人にとってはロケ地・草津への“凱旋”でもある。撮影当時をふり返り、「本当に大変(な撮影)でした。この温泉に潜らなければならなくて…。エキストラさんが大勢いる中で全裸でいなければならず…複雑でした。今回はリラックスした気持ちで来られてよかったです」と阿部さん。一方の上戸さんも「『テルマエ』のロケ地を見に来ているようなミーハーな気持ちです。ここから(ルシウスが)出て来たな~とか、ここを(2人が)歩いていたな~とか。感動しています」と自然と笑顔がこぼれていた。
その後2人は、草津温泉・ホテル一井の大宴会場で行われたプレミア試写会に参加。上映後の舞台挨拶に登壇した2人は“地元”への感謝と、日本が誇る温泉文化に対する敬意を語った。
阿部さんは「このようなところ(旅館の宴会場)で試写をするのは初めてです(笑)。ここからみなさんの幸せそうな顔が見えますが、映画を観てそうなってくれたのかなと思うと嬉しいです。草津は本当に美しい場所で、歩いているだけで楽しめますね。日本人はもちろん、外国の方が来たらもっと驚いて楽しんでもらえるんではないでしょうか。日本人として温泉文化をとても誇りに思うし、日本の隅々に、そして世界中に広めていきたいと思います」とコメント。
「撮影は1年前でしたがいよいよ公開が1週間に近づきわくわくした気持ちでいっぱいです」という上戸さん。さらに、このイベントに本作の撮影時に協力した200人の地元住民が足を運んだとあって、「阿部さんのお尻を見られた人が沢山いますよね(笑)。映画の撮影は結構ハードなんですが、草津の撮影はお湯の音や鳥の音に癒され、自然の中で過ごせてご褒美のような撮影でした。お世話になった皆さんに、いち早く観て頂けて本当に嬉しいです」と笑顔で語っていた。
『テルマエ・ロマエII』は4(よい)月26(風呂)日(土)より全国にて公開。
阿部寛演じた『テルマエ』ルシウスの名前…源頼朝、石原裕次郎、渥美清ら偉人たちと並ぶ
《text:cinemacafe.net》
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