ヒゲを伸ばしたことがある20代は30%、正しいヒゲ剃りをプロに学ぶ……ワークショップ | RBB TODAY

ヒゲを伸ばしたことがある20代は30%、正しいヒゲ剃りをプロに学ぶ……ワークショップ

エンタメ その他
貝印がスマートシェービング倶楽部のワークショップを開催
貝印がスマートシェービング倶楽部のワークショップを開催 全 14 枚
拡大写真
 カミソリメーカーの貝印がヒゲ剃りに関する情報発信をする「スマートシェービング倶楽部(SSC)」を設立し、24日にその第1回のワークショップを開催した。

 ワークショップは、若手ビジネスマンや新社会人に対して、マナーとそしての身だしなみ、正しいヒゲの剃り方などを伝授するため、人事のプロやメーカーのプロが招かれ開催された。スーツの着こなし、ネクタイやシャツの選び方、そしてヒゲに関する雑学や剃り方、さらに貝印が提供する「HIGE LIFE」というスマートフォンアプリの紹介などが行われた。

 ワークショップは貝印 経営企画室 室長 郷司功氏の挨拶から始まった。郷氏は「ヒゲ剃りを、カミソリという道具という視点からだけでなく、行為としてのシェービングという視点でとらえてほしい」と述べ、マナーや身だしなみとしてのヒゲ剃りの重要性を説く。カミソリメーカーならではのこだわりだ。

 SSCが実施したアンケートによれば、20代のおよそ30%がヒゲを伸ばしているか時々伸ばしていると答えており、若い世代でのヒゲ人口が増えているという。しかし、同時に若手のヒゲは女性や取引先などでマイナス評価にもつながるというアンケート結果もでている。

 では、ビジネスの現場で好印象を得るにはどうすればいいか。これについて、企業において人事コンサルなどを手掛けているオーダーメイドステーション 代表取締役 原岡修吾氏がレクチャーする。原岡氏は、人は他人の第一印象を見た目、におい、声で判断しているといい、見た目は顔や服装で決まるという。スーツの着こなしやコーディネートは重要であるとし、参加者にポイントを示しながら解説した。

 注意すべきポイントとして、スーツは連続して着ないで保管はブラッシングなどすること、サイズは肩の大きさで合わせることなどを挙げた。また、動きやすさを試すため試着で腕を回したりしてサイズを確かめると、大き目のスーツを選ぶことになり、これは基本的に間違いだとする。

 他にもズボンの折り目は縦だけでなく間接部分の横のシワなどにも注意してアイロンを当てるなどしたいとした。ネクタイは結び目にくぼみ(ディンプル)を作るのが基本であるとか、スーツのポケットにはなるべくものを入れない、くつ、ベルト、カバンの色はなるべく合わせるなどコーディネートのポイントも示された。

 そして、ヒゲに関して特化したセミナーは初めてだとしながら、アンケート結果にあるようにビジネスマンとしてはヒゲはマイナス印象を与える可能性が高いので、毎日剃るのが基本であるとする。しかし、仕事上、トレードマーク的にヒゲを伸ばしている人もいる。その場合でも適切な手入れは必要で、いずれにせよ、ヒゲの放置、無精ヒゲはアウトだとした。さらに、電気シェーバーは1本のこしをしやすいので注意が必要であること、鼻毛、眉毛、耳垢などの手入れも忘れないようにとアドバイスした。

 次に、参加者が実際に自分のヒゲを調べてヒゲ剃りを実践するプログラムが用意されていた。貝印刃物開発センター 取締役 部長 宮崎宏明氏が、専用の診断カメラを使い、参加者のヒゲの太さや密度などを一人ずつ調べ、剃り方や手入れ方法をアドバイスした。宮崎氏に診断してもらった参加者は、同社のヒゲマイスターたちにサポートを受けながら、教えてもらったヒゲ剃りを実践した。

 ヒゲ剃り体験に使用されたのは、新製品のXfit(クロスフィット)だ。これは、使い捨てのカミソリと替刃式のカミソリの両方と特徴を備えたハイブリッドカミソリとのことだ。ハイブリッドというのは、5枚刃のカートリッジに可動式の3Dヘッドでありながら、4個の替刃がなくなったら本体ごと買いなおせるコストパフォーマンスを実現しているからだ。

 ワークショップに参加したIT系企業勤務の22歳という新入社員は、「いままでヒゲは濃い方だと自分でも思っていましたが、診断器で数値化されると面白いですね。普段は電気シェーバーなんですが、カミソリの爽快感はも体験できてよかったです」と感想を述べていた。

 貝印では5月中にも第2回のワークショップを開催したいとする。

《中尾真二》

特集

【注目記事】
【注目の記事】[PR]

この記事の写真

/

関連ニュース