医療法人・桐和会グループが、文系新卒学生を積極採用する理由 | RBB TODAY

医療法人・桐和会グループが、文系新卒学生を積極採用する理由

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 医療機関の桐和会グループでは、文系学生の積極採用を打ち出しており、毎年120名程度の採用を行っているという。

 一般の大学・短大卒、文学部や経済学部など、医療業界と一見関係のない学生を採用するのは、「医療業界には変革が求められている」と同グループが考えているからだ。同グループの岡本理事長は「変わりゆく時代の変化の中で、旧態依然とした考え方は、あっという間に時代遅れになり、淘汰されていきます。今後、医療・介護事業は、日本国内のみならず、海外展開へ拡がりを見せていきます。そのためには、これまでと異なる視点を持った若い人たちのチカラが必要だと考えています」と、その背景を説明している。

 こういった考え方のもと、桐和会グループは、高齢化社会への対応、女性の社会進出や少子化への対応など、社会のニーズに対応したサービスを提供し続けている。具体的には、認可保育園や病児保育室の運営、特別養護老人ホーム(さくらの杜)や医療療養型施設(東京さくら病院)、認知症専門病院(川口さくら病院)などを運営。首都圏中心に、19カ所ある一般のクリニックでも、在宅医療などに取り組んでいる。今年は、5つのクリニックと2つの老人介護施設をオープン予定だ。

 また桐和会では、これまで異業種で活躍してきた人材が、キャリアチェンジしてくるケースも少なくないという。経営企画や人事戦略を任されている片岡氏も、そのひとりで、「桐和会は、医療業界の中でも、いちはやく経営やサービス業という概念を取り入れてきた革新的な医療法人グループでした。その根底にあるのは、地域社会への貢献や少子高齢化などの社会問題への取り組みを通じて、世の中をより良くしていこうという考え方。単なる利益追求ではなく、安定した経営基盤ができることによって、病児保育など目先の利益にとらわれない活動ができるんです。本当に困っている人に手を差し伸べる医療を実現するためにも、私自身、桐和会グループの経営や人事の底上げに貢献したいと思っています」とのコメントを寄せている。

 同グループでは、ひきつづき急成長を支える新たな人材を募集している。

《冨岡晶》

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