ジャッキー・チェン誕生60年、ポリス・ストーリーをおさらい | RBB TODAY

ジャッキー・チェン誕生60年、ポリス・ストーリーをおさらい

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『ポリス・ストーリー/レジェンド』 (c) 2013 Jackie & JJ Productions Limited, Wanda Media Company Limited and Starlit HK International Media Company Limited All rights reserved
『ポリス・ストーリー/レジェンド』 (c) 2013 Jackie & JJ Productions Limited, Wanda Media Company Limited and Starlit HK International Media Company Limited All rights reserved 全 6 枚
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 先日、還暦60歳の誕生日を迎えたジャッキー・チェン。メモリアルイヤーの2014年、人気シリーズの最新作『ポリス・ストーリー/レジェンド』が6月6日に公開される。29年前の『ポリス・ストーリー/香港国際警察』から始まったこのシリーズをおさらいする。

 1985年に公開された『ポリス・ストーリー/香港国際警察』は、ジャッキーの代表作のひとつ。正義感は強いがお調子者の一面もある国際警察特捜隊員が麻薬シンジケートの壊滅に奔走する。二階建てバスにしがみつき、敵を追い詰めていくのは有名なシーン。演じるジャッキーも大怪我をしながら撮影に臨んだそうだ。

 3年後の1988年に公開された『ポリス・ストーリー2/九龍の眼』はストーリーとキャストを前作から引き継いだ続編。問題続きで交通課に回された刑事が爆弾事件で特捜班に復帰し、捜査に乗り出す。クライマックスの花火工場での戦いでは爆発効果もプラスされ、迫力の映像になっている。

 1992年公開の『ポリス・ストーリー3』では香港国際警察のエースに扮するジャッキーが、麻薬組織相手に“キレた”アクションを展開。シリーズの中では一番の娯楽作とも言われている。ジャッキーと共に敵に立ち向かう女刑事を演じたミシェール・キング(現:ミシェール・ヨー)の格闘シーンも話題を呼んだ。

 翌年の1993年に公開された『新ポリス・ストーリー』は今までの3本とは異なり、シリアスに描かれていた作品。ジャッキーは過去に犯人を射殺してしまったという苦悩を抱えた刑事を演じた。ジャッキー映画恒例であるエンドロールのNG集もない。

 シリーズ第4作目は1996年公開の『ファイナル・プロジェクト』だ。武器密輸業者の存在を知ってしまったことから巨大な事件に巻き込まれてしまうストーリーで、本作ではコミカルさも返ってくる。絶壁からスノボでジャンプしてヘリに飛びつくシーンは命がけ。

 2004年公開の『香港国際警察/NEW-POLICE-STORY』は前作から8年が空き、これまでのシリーズとは一切関連性を持たない新しいストーリーだ。部下を皆殺しにされた警部が凶悪犯たちに復讐戦を挑むというストーリー。ジャッキーの渋い演技も見応えある。

 さらに10年ぶりとなる新作『ポリス・ストーリー/レジェンド』でシリーズは7作目。ジャッキーが演じる警官ジョン・ウェンは悲しいドラマを背負っている。シリアスな作品は今までも存在するが、父親役というのはこれが初だ。

 監督、製作、脚本、主演を兼任した前作『ライジング・ドラゴン』は、ジャッキー自身が「最後のアクション大作」と公言したことが話題を呼んだが、彼の映画作りへの情熱は衰えていなかったようだ。『ポリス・ストーリー/レジェンド』は6月6日からTOHOシネマズみゆき座ほか日本全国ロードショー。

《高木啓》

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