【ドコモ 2014夏モデル】“攻めの省エネ”、ドコモ GALAXY S5 SC-04Fの 「ウルトラ省電力モード」を試す
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ウルトラ省電力モードをONにすると、画面がグレースケール(モノクロ)となる。画面消灯時はモバイルデータ通信が切断され、受信は音声通話とSMSのみで、Wi-FiやBluetoothなどの接続機能も強制的に切断されるので、バッテリーがさらに長持ちする。
使用できるアプリは、必要最低限のものに限定される。デフォルトの状態では、電話・SMS・ブラウザ・ドコモメールのみが画面に表示され、「+」ボタンをタップすれば、ボイスレコーダー・メモ・ChatOn・Google+・Twitter・時計・災害用キット・電卓が追加できる。
「これまでの緊急時長持ちモードは、災害時などのアクシデント時の機能というイメージがあったが、このウルトラ省電力モードは、積極的に省エネしたいという人に好評を得るだろう」と担当者は言う。
実際に試してみると、30秒ほどでウルトラ省電力モードに切り替わり、何も操作しないと10秒前後でスリープに入る。以前のGALAXYシリーズに搭載されていた緊急時長持ちモードでは、設定解除するために端末を再起動する必要があったが、今回からはその必要はなくなり、約20秒で通常モードに戻すことができる。
このウルトラ省電力モードを積極的に使用するユーザイメージについて、担当者は「ユーザーの利用状況を探ってみると、『授業中に電池を消費したくないけど、電話やSMSの着信はオンタイムで把握したい』『部活やサークル活動でコンセントの奪い合いになるので、授業中やクラブ活動中は(飛行機アイコンの)機内モードにしていた』などといった声が集まった。そこで、積極的に省電力設定を活用できるようなモードを強化させたという経緯がある」と話す。
また、社会人の利用イメージではこんな話も。「たとえばゴルフ。金曜日、仕事やお酒の席などで夜遅くに家に戻り、スマホの充電を忘れて翌朝を迎え、そのままゴルフへと向かうというシーン。宴席やゴルフでは積極的に省電力モードに切り替えて、3日、4日と電池を長持ちさせる利用も考えられる」とも語っていた。
最近のスマートフォンは、背面カバーが開かない機種が主流となったが、このGALAXYシリーズでは、バッテリー取り外し可能なボディが引き継がれた。このウルトラ省電力モードとバッテリー複数持ちで、“思わぬ電池切れ”の心配から解放されそうだ。
《大野雅人》
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