ケイ・オプティコム、KDDI回線を利用して格安SIMに参入……「既存のMVNOとは異なる新しいカテゴリーを形成したい」
ブロードバンド
回線・サービス
注目記事
-
【デスクツアー】真似したい自宅デスク環境一挙公開!
-
KCCS、M2M専用モバイル通信サービスを提供開始……小容量データ向け、月額290円から
-
ニフティ、MVNOサービス「@nifty do LTE」で最大980円の値下げ

同社はFTTHを近畿圏を中心として展開、6月には150万世帯を突破予定だという。近年では、タブレットを活用した「eoスマートリンク」や050通話アプリ「LaLa Call」なども提供してきた。
代表取締役社長 藤野隆雄氏は「タブレットやスマートフォンの普及による若者の固定通信離れもあり、固定通信事業は大きな転換期にある」と、固定通信事業だけにとどまらず、「将来の柱を育てておきたい」との考えを示した。
一方で世帯消費における通信料の割合は増加の一途、特に携帯電話利用料は高く、低廉化が求められているという。既存のMVNOによるサービスに注目が集まるが、データ通信速度、音声通話、端末を選べるかといった心配のために、契約数が伸びていない問題があるという。
こうした事情から「必要なものを、必要なだけ」選べる携帯電話サービスに進出、「既存のメガキャリアやデータ通信中心のMVNOとは異なるLCMC(Low Cost Mobile Carrier)として新しいカテゴリーを形成したい(藤野氏)」とのこと。
「mineo」の名前は、「my(私の)」「mine(私のもの)」「neo(新しい)」を合わせた造語で、「ユーザーのみなさまに愛され、常に寄り添っていきたいという思いがある(モバイル事業戦略グループ グループマネージャー 津田和佳氏)」という。
料金は、SIMカードのみ、データ通信のみのシングルタイプで980円/月。データ通信は、au 4G LTEの回線網を使い、下り最大150Mbpsの高速通信は1GB/月までで、それを超えると200kbpsとなる。高速通信は150円/100MBで「おかわり」することも可能。音声通話もできるデュアルタイプは1590円/月。通話料は20円/30秒。MNPにも対応する。
050通話アプリLaLa Callはシングルタイプ、デュアルタイプのどちらでも月額料金無料で利用できる。セットで購入できる端末「DIGNO M KYL22」は一括価格48000円で、24ヵ月の分割もできる。
SIMカードはnano SIMとmicro SIMの2種類が提供される。auのLTE端末は基本的に利用可能だという。mineoウェブサイトには動作確認端末が既に公開されており、Android端末ではテザリングも可能となっている。
セットで販売される「DIGNO M KYL22」はauから2013年冬モデルとして登場したものと同じモデルで、「mineo」サービスでは利用できないauのプリインストールアプリも搭載されているが、「mineo」に合わせ、LaLa Callアプリやmineoマイページなどが追加されている。
《》
特集
この記事の写真
/
関連ニュース
-
KCCS、M2M専用モバイル通信サービスを提供開始……小容量データ向け、月額290円から
エンタープライズ -
ニフティ、MVNOサービス「@nifty do LTE」で最大980円の値下げ
IT・デジタル -
hi-ho、「hi-ho LTE typeDシリーズ」に音声通話対応SIMを14日から提供
IT・デジタル -
日本通信、格安SIM「b-mobile X SIM」新プラン発表……他社プラン+αの通信容量
ブロードバンド -
【au2013年冬モデル】操作性&省電力に注力した「DIGNO M KYL22」……急速充電にも対応
IT・デジタル -
ケイ・オプティコム、低価格LTEモバイル「mineo」開始……au 4G LTE網を利用
エンタープライズ -
【インタビュー】価格競争よりもパフォーマンスや信頼性アップに注力……ケイ・オプティコム 藤野社長
エンタープライズ -
【インタビュー】ケイ・オプティコムが全国展開を狙う!IP電話アプリ「LaLa Call」
ブロードバンド