【ドコモ 2014夏モデル】空気の読める“考えるIME”!?……Super ATOK ULTIAS
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そこで今回は、ULTIASの実力は如何程のものか? 実際にタッチ&トライコーナーで試してみて、個人的に「パキン!」ときた“推しポイント”を紹介する。
■語彙数50万以上!
ULTIASの語彙数は50万以上。従来のIMEでは大体18万ぐらいの語彙数だったが、約3倍の語彙が登録されおり、その中から予測変換を作成する。例えば、「友達“が”」と入力した場合、「多い」などが予測変換に表示されるが、「友達“を”」となると「作る」などが表示され、ちゃんと“次に来そうな言葉”を表示する。
行き当たりばったりの予測変換ではなくて、ULTIAS自身も流れを読んで予測変換を出しているのだ。
■手軽に国語力もアップ!?
ULTIAS最大の“推しポイント”といえば、やはり誤って覚えている単語の修正機能だろう。
例えば「シミュレーション」(英:simulation)という単語。発音しやすいからか、「シュミレーション」だと思っている人が後を絶たないが、ULTIASで「シュミレーション」と入力すると、予測変換に「シミュレーション」と表示され、誤りに気づくことができる。
他にも、「コミニケーション」を「コミュニケーション」に変換してくれたり、もちろんカタカナ言葉だけでなく、漢字変換の誤りも直してくれる。「ふいんき(←なぜか変換できない)」という言葉が一時流行したが、ULTIASは「ふいんき」を誤用であると認識し、ちゃんと「雰囲気」に変換してくれる。“変換できない”とされていた「ふいんき」を変換できてしまうのだ。ULTIASが正しい日本語を導いてくれるので、“うる覚え”ワードともサヨナラできるだろう。
また、予測変換で表示された語句を長押しすると、国語辞典のように意味を表示してくれる。「移動」「異動」など、使い分けに迷った時に非常に便利である。正しくない日本語を指摘し、さらに言葉の意味まで教えてくれるので、ULTIASを使い続けていると、国語力アップにつながるかもしれない。
■意外と気づきにくい、ちょっとした“気遣い”も
大抵のIMEだと、「かっこ」で変換した場合、「“”|」と、カーソルが括弧の右側にくる場合が殆どだが、ULTIASの場合、「かっこ」で変換すると「“|”」のように、カーソルが括弧の中に入り、カーソルを動かす手間が省ける。こんな些細なことだが、「使い手のことがよく考えられている!」と、筆者が個人的に一番感激した機能である。
そして、他メーカーからULTIAS搭載スマホに乗り換えた際、文字入力の操作で戸惑わないように、各メーカーが発売しているスマホの、デフォルトで設定されているIMEと同じようなキー配置に変更することができる。例えば「STYLE-XP」なら、Xperiaシリーズで使われている「POBox」のような配置になる。この機能は、これまで「GALAXY一筋」など、1つのブランドのスマホしか使ったことがない人に、特におすすめしたい。
■長い住所入力も簡単に
住所を入力する際、地名の一部(例:赤坂)を入力すると、都道府県名・市町村名が入った住所(例:東京都港区赤坂)に変換される。住所入力支援機能はそれ以外にも、郵便番号7桁を入力すると、その郵便番号に該当する住所が変換候補に登場する。
また、アプリに合わせて辞書の変換優先順位も適宜変わるので、地図アプリでは地名が優先された予測変換となる。Googleマップなどで地名を検索したいのに、地名が予測変換の下の方にあって見つけづらい…という面倒臭さからも解放される。
「Super ATOK ULTIAS」を搭載した「ARROWS NX F-05F」は5月14日に予約を開始しており、発売は5月下旬の予定となっている。
《浦和武蔵》
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