コミュニティサイトによる児童被害、スマホ利用が過去最大に
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近年、出会い系サイトに起因する児童被害は減少しているが、コミュニティサイトに起因する児童被害は増加している。そのため、2013年上半期の調査に引き続き、詳細を調査したとのこと。
2013年下半期に検挙された、コミュニティサイトに起因する児童被害の福祉事犯等は945件。被疑者766人で、被害児童は695人となっており、上半期の859件より増加した(被疑者664人、被害児童598人)。
犯行動機は、「児童との性交目的」等の児童との接触目的が9割以上を占め、調査を開始した2010年以降、9割前後の高い割合で推移している。サイト上で被害児童と知り合ってから犯行に及ぶまでの日数は、「当日または翌日」の割合が増加し、調査を開始した2010年以降、初めて2割を超えた。
またアクセス手段としては、携帯電話(スマートフォンを含む)を使った事犯が9割以上を占め、そのうちスマートフォンを利用した事犯は673件(携帯電話を使った事犯の約8割)となり、調査を開始した2010年以降、もっとも多くなったという。
これは被害児童も同様で、アクセス手段として携帯電話(スマートフォンを含む)を使った事犯が9割以上を占め、そのうちスマートフォンを利用して被害に遭った児童数は467人(携帯電話を使った事犯の7割以上)となり、調査を開始した2010年以降、もっとも多くなった。
なお、サイト利用について保護者から注意を受けていない被害児童が約6割を占め、調査を開始した2010年以降、保護者から注意を受けていない児童数が過半数となっている。また、フィルタリング未加入の被害児童が9割以上を占め、調査を開始した2010年以降、9割前後の高い割合で推移している。
《冨岡晶》
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