ソニーとハイドロ・ケベック、大規模蓄電システムの研究会社「エスタリオン」設立 | RBB TODAY

ソニーとハイドロ・ケベック、大規模蓄電システムの研究会社「エスタリオン」設立

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 ソニーとカナダのハイドロ・ケベック社は2日、電力系統用大規模蓄電システムに関する研究・開発を行う合弁会社「エスタリオン・テクノロジーズ」(Esstalion Technologies Inc.)を設立した。

 ハイドロ・ケベックは、発電、送電、配電事業を手がけているカナダ最大の電力会社。世界有数の水力発電会社でもある。「エスタリオン・テクノロジーズ」は、大規模な用途でも高い安全性と信頼性を実現するシステムに加えて、電力系統用に適した電池材料技術の研究・開発を行う会社となる。

 ソニーの「オリビン型リン酸鉄リチウムイオン二次電池」、拡張性の高い蓄電モジュール・システムの制御技術と、ハイドロ・ケベック社が有する電力系統の運用・制御技術、リチウムイオン電池材料技術とを組み合わせて、同じ場所で研究・開発を行うことで、シナジーを図る。

 ハイドロ・ケベック社代表取締役社長 兼 CEOのティエリ・バンダル氏は「新会社は、電力系統用大規模蓄電システムと電力系統の使用に適した電池材料技術の開発で成功を納めることができると考えています」とのコメントを寄せている。

 なお「Esstalion」は、“リチウムイオン電池の技術を使用した電力系統用蓄電システム”という意味を込めており、「ESS(Energy Storage System:蓄電システム)」と「Station(エネルギーマネジメントの場所)」と「Lithium ion(リチウムイオン)」を組み合わせた造語。

《冨岡晶》

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