「うなぎパイ」の春華堂、53年ぶりに新ブランド 地元に観光施設も | RBB TODAY

「うなぎパイ」の春華堂、53年ぶりに新ブランド 地元に観光施設も

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“からだに美味しい和の知恵菓子”をコンセプトにした「五穀屋」(発表会での実演)
“からだに美味しい和の知恵菓子”をコンセプトにした「五穀屋」(発表会での実演) 全 8 枚
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 洋菓子「うなぎパイ」を製造販売する春華堂(静岡県浜松市)が2日、都内で新プロジェクト発表会を行い、新ブランド「五穀屋(ごこくや)」、「coneri(こねり)」の立ち上げ、および産業観光施設「nicoe(ニコエ)」のオープンを発表した。

 “からだに美味しい和の知恵菓子”をコンセプトにした「五穀屋」では、「五穀まんじゅう いつくさ」や「五穀おはぎ はるごと」など、五穀をベースに味噌や醤油などの発酵食品を使用した和菓子を販売。また、「うなぎパイ」で培った職人の技を生かした「coneri」では、「三方原ばれいしょ」や「浜名湖あおのり」などのスティックパイにディップを付ける新スタイルを提案する。両ブランドの第1号店は、7月20日にオープンする「nicoe」内に出店予定。

 新ブランドの立ち上げは、浜名湖特産のうなぎを使用した「うなぎパイ」以来、53年ぶり。同社の山崎泰弘社長は、新プロジェクトについて「地元を盛り上げることは私たちの使命。静岡県の魅力の1つとして、経済発展に貢献したい」と語り、間宮純也常務は、「『五穀屋』はじっくりと育て、『coneri』は日常生活の中に溶け込むブランドにしたい。5年以内に関東・関西で2店舗ずつのオープンを目指す」と意気込む。

 一方、お菓子をテーマにした市内の新施設「nicoe」では、子どもの食育及び職育への取り組みにも注力し、親子で楽しめる企画やイベントを実施する予定だ。「職人がいるからこそできるサービスをしたい。初年度は30万人、5年目には50万人の来場者が目標」と言う間宮氏は、「浜松にわざわざ足を運ぶような施設にしたい。新しいスタイルの産業観光施設を目指す」と語った。また、同施設の推進には、俳優の伊勢谷友介が率いるREBIRTH PROJECT、ファッションデザイナーのKEITA MARUYAMAら、様々な分野のクリエーターたちが参加している。

《渡邊晃子》

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