スパコンのネットワークスイッチを4割削減する新技術
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富士通研は15日、数千台規模のPCクラスタ型スパコンシステムのネットワークスイッチ台数を、約4割削減する技術を発表した。ネットワーク性能は維持したままだという。
従来、PCクラスタ・スパコンでは「Fat Tree型ネットワーク構造」が採用されることが多く、6,000台規模のサーバに対し、約800台~2,000台超のスイッチが必要となった。
今回富士通研は、PCクラスタに新たなネットワーク接続形態を適用。すべてのスイッチ同士が直接接続するフルメッシュ構造の各辺に間接接続用のスイッチを配置し、複数のフルメッシュ構造を接続した構成を新たに開発した。これに、データの衝突が起こらないように転送順序を制御する通信アルゴリズムを組み合わせることで、全サーバ間通信でも従来と同程度の性能を維持したまま、必要なスイッチ台数を約4割削減することを可能にした。
今後は、2015年度中の実用化を目指す。
従来、PCクラスタ・スパコンでは「Fat Tree型ネットワーク構造」が採用されることが多く、6,000台規模のサーバに対し、約800台~2,000台超のスイッチが必要となった。
今回富士通研は、PCクラスタに新たなネットワーク接続形態を適用。すべてのスイッチ同士が直接接続するフルメッシュ構造の各辺に間接接続用のスイッチを配置し、複数のフルメッシュ構造を接続した構成を新たに開発した。これに、データの衝突が起こらないように転送順序を制御する通信アルゴリズムを組み合わせることで、全サーバ間通信でも従来と同程度の性能を維持したまま、必要なスイッチ台数を約4割削減することを可能にした。
今後は、2015年度中の実用化を目指す。
《冨岡晶》
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