【レビュー】SIMフリーiPadを試す
ブロードバンド
回線・サービス
注目記事
-
ワザありプロジェクター! 開けば大画面・畳めば本棚にも収納できちゃう!!【PR】
-
【木暮祐一のモバイルウォッチ】第51回 iPadもSIMフリー版が登場、メリットはどこに?
-
NTT西日本、SIMフリースマートフォンを発売……一部iPhoneも取り扱い

Wi-Fi環境なしで通信ができるiPadを使ってみると、多くの方がその便利さを実感すると思う。大手キャリアが提供するiPad利用のためのプランは必ずしも安くはないし、2年縛りが適用されるから手軽には使いづらかった。MVNOのSIMカードプランを上手に選べば、毎月使うボリュームや懐具合に合わせて手軽に使い続けることができるので、その柔軟性はiPadを長く使い続けるためには向いていると感じられた。キャリアの無料Wi-Fiスポットが使えなくなるが、「BIGLOBE LTE・3G」のように無料でWi-Fiスポットが利用できるサービスもある。iPadを使いながら自分に合ったMVNOのサービスを色々と試しながら見つければいい。
iPadがSIMフリーで使えるメリットはほかにも色々とありそうだ。海外に出かけた際には現地でSIMカードを購入すれば、通信費を安く抑えながらインターネットで観光地の情報を調べたり、地図アプリなどが活用できる。
またキャリア縛りがないのであれば、ガジェット好きのユーザーにはiPadの新機種が出た時に乗り換えやすくなるだろう。
ほかにも筆者自身としては、これまでタブレットを持っていなかった親にタッチパネル機器の使い方を教える良い機会が訪れたと思っている。実家のホームネットワークをワイヤレス化して、Wi-FiモデルのiPadを与えてIDとパスワードの設定からレクチャーしても、後あと無線ルーターのトラブルシューティングなど面倒なことも多そうだ。かといってキャリアのiPadでは月々のランニングコストがネックに感じられて、購入自体を拒否されそうだ。“格安SIMカード”を装着したSIMフリーモデルのiPadを渡しておけば、とりあえず抵抗感もあまりなく、使い始めてくれるのではないだろうか。
これまで「iPadは家の中で使うタブレット」として捉えていた人も多くいるかもしれないが、SIMフリーモデルが普及すれば外出先に持ち歩くユーザーも増えそうだ。iPad AirのSIMフリーモデルとWi-Fiモデルとの価格差を比べてみると、同じ16GBのモデルでSIMフリーモデルが61,800円(税別)、Wi-Fiモデルが48,800円(税別)になる。ラインナップには32GB/64GB/128GBのモデルが揃うが、各容量のモデルともに「Wi-Fiモデル+13,000円」の値付けになっている。これぐらいの価格差で、屋外でも便利に使えるようになるのであれば、今後iPadシリーズについてはSIMフリーのWi-Fi+Cellularモデルが主流になっていく可能性もあるのではないだろうか。
《山本 敦》
特集
この記事の写真
/
関連ニュース
-
【木暮祐一のモバイルウォッチ】第51回 iPadもSIMフリー版が登場、メリットはどこに?
エンタープライズ -
NTT西日本、SIMフリースマートフォンを発売……一部iPhoneも取り扱い
IT・デジタル -
【レビュー】au 4G LTEが利用可能なMVNO、ケイ・オプティコム「mineo(マイネオ)」のスマホ端末セットを使ってみた
ブロードバンド -
格安/低価格SIMサービス、認知度が5割超え……シェアトップはOCN
ブロードバンド -
ASUS、LTEに対応した7型SIMフリータブレット「ASUS Fonepad 7 LTE」
IT・デジタル -
ワイヤレスゲート、業界最安値の格安SIMカードを発表……税込で月480円から
ブロードバンド -
日本通信、格安SIM「b-mobile X SIM」新プラン発表……他社プラン+αの通信容量
ブロードバンド