男性も女性もニオイが変わる……7割以上が他人の加齢臭を感じる
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「自分のニオイの変化を感じたことがある(口臭以外)」とした人は全体の6割にのぼる。「自分の加齢を感じる項目」をたずねたところ、男性では「ニオイ」が第2位、女性では第4位に挙げられた。加齢対策をしている項目では、男性では「ニオイ」がトップ、女性ではが3番目となっている。
「加齢臭」の認知率は高い一方で、「女性にも加齢臭がある」ことを知っているのは約半数。全体の7割以上が「他人の加齢臭」を感じており、職場の男性に対しては全体の63.5%が、職場の女性に対しては35.9%が、「(加齢に伴う)年齢特有のニオイ」を感じていることがわかった。
●約6割が、過去と比較して「自分の体のニオイの変化を感じたことがある」
「職場の身だしなみとして気をつけている・ケアしていること」を聞いたところ、「自分の体から発するニオイ」が最も高い。男女別では、男性では、「ひげ」、「汗」に次いで第3位が「自分の体から発するニオイ」。女性でも「ヘアスタイル」、「服装」に次いで第3位が「自分の体から発するニオイ」となっており、「スキンケア」や「メーキャップ」以上にニオイへの意識が高い。「自分の発しているニオイ(口臭以外)に対して不安に思うか」という設問には、全体の57.7%が「非常にそう思う+そう思う」と回答。男女別では、女性の方が男性に比べ不安感が大きい。
口臭以外の「自分の体から発しているニオイの変化を感じた」経験があるのは、全体で約6割。女性でも過半数がニオイの変化を実感している。「自分の体から発しているニオイの変化を感じた年齢はいつか」をたずねたところ、男性では「30代前半」と「40代前半」の2つの年代を“ニオイの曲がり角”であると捉えており、女性では「40代前半」が“ニオイの曲がり角”となっている。
●男性だけじゃない! 女性に対しても、「年齢特有のニオイを感じた」
「年齢特有のニオイ」は、男性だけでなく女性に対しても感じている。口臭以外のニオイに関し、全体で63.5%が「職場の男性に対して(加齢に伴う)年齢特有のニオイを感じたことがある」と回答し、「職場の女性」に対しても3人に1人が感じている。自分の加齢を感じる項目を男女別にみると、男性は「(体臭・加齢に伴う)ニオイ」が「白髪」に次いで第2位になり、女性の「(体臭・加齢に伴う)ニオイ」は「肌の老化(シミ・シワ)」、「白髪」、「体型の変化」に次いで第4位となった。加齢対策をしている項目では、男性は「(体臭・加齢に伴う)ニオイ」が最も高い。女性の「(体臭・加齢に伴う)ニオイ」は「肌の老化(シミ・シワ)」、「白髪」に次いで第3位となった。
「加齢臭」の認知は95.9%と、多くがその存在を認知している。また、加齢臭の認知者に対し加齢臭の詳細について聞いたところ、「男性だけだと思われがちだが、女性にも加齢臭はある」の認知は全体で約半数に止まる。加齢臭がニオイやすい場所や原因物質についての認知も4割弱に止まる。
●加齢臭を表現すると「もわっとしたニオイ」
「他人の加齢臭」は全体の72.8%が感じ、71.3%が男性の加齢臭を、26.2%が女性の加齢臭を感じている。加齢臭の体感者に、加齢臭がどんなニオイかを聞いたところ、男性の加齢臭は「脂っぽいニオイ」、「もわっとしたニオイ」、女性の加齢臭は「もわっとしたニオイ」「酸っぱいニオイ」が上位項目として挙げられた。男女の加齢臭を例える回答は分散しており、また「ニオイを表現できない」とした人も2割前後存在することから、加齢臭のニオイの解釈や感じ方は、人それぞれであることもうかがえる。
今回の調査で、「ニオイケア」は、重要な身だしなみのひとつであることが、改めて明らかになった。ニオイの“エイジング”という観点からは、男性だけでなく、女性にも自覚や関心の高さがうかがえる。加齢対策としてニオイをケアする方法としては、「制汗剤や汗拭きシートなどのデオドラント製品を使う」が「汗をこまめに拭く」を抑えて最も高い。エイジングデオドラントの例としては、資生堂の「エージープラス エイジデオスプレー(医薬部外品)」(女性向け)と、「エージープラス メンズエイジデオスプレー(医薬部外品)」(男性向け)などがある。また資生堂はインターネットコンテンツ「デオ研」において、においの原因、基礎知識、予防法などを紹介している。
調査方法はインターネット調査、調査期間は7月8~11日、調査対象は20代、30代、40代、50代のビジネスパーソン。サンプル数は2400人。
《高木啓》
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