低迷のゴルフ市場を活性化!20歳の利用を無料にする「ゴルマジ!20」 | RBB TODAY

低迷のゴルフ市場を活性化!20歳の利用を無料にする「ゴルマジ!20」

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「ゴルマジ!20」発表会。
「ゴルマジ!20」発表会。 全 11 枚
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 リクルートライフスタイルは4日、20歳の若者を限定として、ゴルフ場(9ホールプレイ)、ゴルフ練習場(1時間/100球)が無料で使える「ゴルマジ!20~GOLF MAGIC~」(以下、ゴルマジ!20)のプロジェクトを開始すると発表した。

 このプロジェクトは、ゴルフ市場を活性化するために、全国200以上の施設を無料で提供するもの。すでに4日時点で、74ヵ所のゴルフ場と128ヵ所のゴルフ練習所での無料利用が可能になっているそうだ。

 利用期間は2014年8月4日から2015年3月31日まで。対象年齢は前述のとおり20歳限定となる(1994年4月2日から1995年4月1日生まれの男女)。なお同企画は、今後も約5年間にわたり継続し、若年層のゴルフ人口を厚くしていく予定だ。

 今回のゴルマジ!20を企画したリクルートライフスタイルは、以前もスキー人口の減少に歯止めをかける「雪マジ!19」を展開し、19歳の若者を対象にリフト券を無料にする企画を立てた。ここでは約52万5000人の若者を雪山に送り出すことに成功している。今回のゴルマジ!20も、こうした施策の一環として縮小傾向にあるゴルフ需要を拡大する狙いがある。

 日本は米国に次いでゴルフ人口が多く、施設も多いため、地域雇用の受け皿にもなっている。しかしゴルフ人口は1991年の約1,800万人をピークに、2011年には924万人と半減。ゴルフは、誘い誘われの形が多いスポーツだ。仕事関係で始めることが多いが、20代前半と60代ではゴルフ人口が4分の1まで減っている。そこで、あらためてレジャーとしてのゴルフの促進が必要だという。

 もちろん若者がなかなかゴルフを始められない理由もある。それは「お金がかかりそう」というイメージが強いからだ。実際には、1回あたり3,000円ぐらいから始められるものも多い。今回の企画では、そういった高いというイメージを払拭する。無料ということで費用の壁を越えて、まずゴルフの楽しさについて訴求していく構えだ。

 20歳に限定した理由について、リクルートライフスタイルの研究機関・じゃらんリサーチセンターの室田明里氏は、「ゴルフ未経験者の中で、ゴルフへの意向が最も多いのが20代前半だったから。またエントリーのタイミングも20代が中心になっている。いまも昔もゴルフを始めるのは20代からと推測される。特に20歳限定にすることで、同年代間での参加率が上昇するものと思われる」と述べた。

 ゴルマジ!20の無料サービスを利用するには、まず専用アプリ(マジ☆部アプリ)をPCかケータイにダウンロードして、会員として登録する必要がある。登録ができたら、利用施設の検索や、条件確認、マナー・エチケットのチェックのあと、事前予約と無料クーポンの発行が可能になる。ゴルフ場や練習場は1日に1回の利用が可能だ。

 また、お試しにゴルフを始めようとするビギナーは、ほとんどがマイクラブを持っていない。そこでゴルマジ会員のサイトから「ゴルマジ専用宅配レンタルクラブ」を利用できるようにしたという。ゴルマジ会員は、5日前までならば、往復の送料・手数料のみでクラブを借りることが可能だ。プレーするゴルフ場にクラブを直接配達し、プレー後に送り返すだけでよい。利用料金は全国一律で3,780円(税込)。

 発表会では、今回の企画に関わる関係者からの挨拶のほか、これからゴルフを始めたい、あるいはすでに始めている若者の代表3人が集まり、トークセッションも開催された。ゴルフ好きのタレント、SKE48の山内鈴蘭も登場し、自分の意見を述べた。

「両親がゴルフをやっていて、自分もやりたいと言ったら、7番アイアンを買ってくれました。それがゴルフを始めたきっかけです。家族と共通の趣味ができたり、いろいろな人と交流できて、マナーも学べるようになりました」(山内)。

「祖父母がゴルフに誘ってくれました。実際にやってみると、とても面白くてハマりました。うまくボールに当たると、ボールが遠くに飛んで嬉しかった。自然の中でプレイすることで、自然に感謝するようになりました」(大学生男子)。

「まわりでゴルフをやっている友達がいないため、ゴルフは年配の方が楽しむスポーツというイメージがありました。ひと月で自由に使えるお小遣いは5万ぐらい。その中からいろいろな出費があるため、なかなかレジャーに使えるお金が残りません」(20代女性未経験者)

 まだゴルフ未経験の若者は、やはりゴルフは高いというイメージが強いようだ。そういう意味では、今回のような無料を打ち出す思い切った施策はインパクトがあるように思われる。閉塞感が漂うゴルフ業界に風穴を開け、若者がどんどんゴルフを楽しめるような環境をつくってもらえれば、ゴルフ人口の減少にも歯止めがかかるだろう。

《井上猛雄》

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