【快適ペットライフ Vol.4】愛犬と夏のドライブの注意点 | RBB TODAY

【快適ペットライフ Vol.4】愛犬と夏のドライブの注意点

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サービスエリアでは周りに迷惑をかけないことも大切
サービスエリアでは周りに迷惑をかけないことも大切 全 3 枚
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夏真っ只中!!
夏休み、お盆休みには愛犬と車でお出かけをする方も多くいらっしゃいますよね。
愛犬も、大好きな家族と一緒のお出かけはとても喜びます。私も愛犬を連れて、山へ海へドライブをよく楽しみます。
また3年ほど前には、月2回のペースで片道400キロほど離れた場所へ愛犬と通っていたことがあり、季節により注意するポイントも多々体験しましたが、夏のお出かけは一年の中で一番危険がいっぱいです!今回は、愛犬と車でお出かけをする際に潜んでいる危険な部分を考えていきましょう。

○車内で安全な場所は…?

愛犬を車に乗せる場所って決めていますか?愛犬を乗せての運転は危険がいっぱいです。特に愛犬をそのまま助手席に乗せている方は要注意!いつ何に興奮して運転席に来てしまうかわかりません。愛犬が外の犬に大興奮し、運転席の足元に来てしまいブレーキが踏めずに事故に繋がってしまったケースもあります。後部座席なら大丈夫と思っていても、繋がれていなかった場合は同じような危険が潜んでいます。また、もし事故が起きてしまった場合、ぶつかった衝撃で車外へと投げ出される可能性もあり危険です。
リードで繋がれていれば大丈夫と思いがちですが、急ブレーキで止まった際にリードの繋ぎ目一点に衝撃がかかるので決して安全とはいえません。
では、安全に運転ができ、安心して愛犬が過ごせる為の一番のおススメの場所は、
『キャリーケースに入れ、後部座席の足元に置くこと』です!!
愛犬のサイズで足元が難しい場合もありますが、その際は後部座席にキャリーケースを置いて頂きしっかりと固定することをおススメします。
私の友人は愛犬とのドライブ中に、高速道路で事故を起こしてしまったのですが、キャリーケースに入れ足元に置いていた事で、奇跡的に無傷だった子がいます。
もちろん、普段キャリーケースに慣れていない子は、吠えたり、暴れたり、逆にストレスになってしまう場合がありますので、その際は、しっかりとドライブ用のリードを着けて後部座席のヘッドレストに短く固定をし、窓を開ける際は風が通る程度にし、車のロックを忘れずに行うようにしましょう。

○車内熱中症に要注意!!
安全に車に乗せ出発をしたと思ったら、次なる危険が。それは、今の時期に最も危険な『熱中症』。ほんのわずかな気の緩みが事故に繋がってしまいます。特に車内は熱中症になりやすい場所!先ほど愛犬をゲージに入れましょうとお話をしましたが、ゲージ内は囲われエアコンの冷気が届きにくいので、更なる注意が必要です。まずは、普段よりこまめな休憩を入れゲージ内が暑くなっていないかをチェックします。ゲージ内を冷やすために、ゲージに取り付けるタイプの扇風機の使用、ペットボトルを凍らせてタオルを巻いて入れる、クールマットなどを活用し温度調整をしてあげましょう!!

○サービスエリアでのマナーポイント
愛犬とのお出かけの楽しみの一つがサービスエリアでの休憩タイム!!愛犬と一緒に休憩をしている姿を見ると憧れますよね。でも、たくさんの方が利用する場所ですので、犬が苦手な方もいらっしゃいます。周りに迷惑をかけないように配慮が必要です。
夏場はこまめな休憩が必要ですが、涼しい車内から一転、炎天下の駐車場に愛犬を下してしまうと、灼熱のアスファルト地獄が待っています。小型犬は日陰まで抱いて移動する、大型犬は日頃から靴を履くことに慣れさせ日陰まで移動させるなどの配慮が必要です。
私は、車を止める場所をお店の近くではなく、愛犬が最短で芝生まで行ける駐車場の隅の方を選びます。愛犬に優しいうえに、空いている事が多いのでスムーズに止めることもできます!
車を降りたらまず、迷惑にならない場所で排泄をさせ、人が行きかう場所での粗相を防ぎ、水分補給をさせてあげましょう!!
そして休憩の楽しみ、「みなさんの食事」に関しては、たくさんの人、見知らぬ犬、慣れない場所に愛犬は興奮しますので、日頃から人の食事中は大人しくさせる習慣をつけ、飼い主は食事を楽しむ間、愛犬は大人しく待つことが出来るようにしましょう。食事スペースは、落し物も多々ありますので愛犬が間違って拾い食いをする危険も防げます。
ちなみに、サービスエリアでの長居は禁物です。犬は外にしかいられない場所が多い為、用事を済ませたら先に車内を冷やしておき、次の目的地まで移動しましょう!!

○飼い主の落ち着きが大切
「うちの子、お出かけすると興奮して言う事が聞けなくなるんです…」
と、相談されることがあります。
実は、愛犬とドライブというだけで、飼い主のテンションが普段より高くなっています。愛犬はそれにつられ、普段よりもテンションが上がり、少しの刺激に興奮し吠えたり、いつもの指示が聞けなくなります。お出かけすると言う事を聞かない子の場合、実は、飼い主のテンションに影響されている事が多いのです。
ついつい、いつもよりルールが甘くなった…なんて事はありませんか?
お出かけ先で大切なのは、飼い主が普段と同じように落ち着いて指示を出す事!!
ついつい…を無くし、メリハリのある態度をする事で、愛犬は初めての場所でも安心して旅を楽しむことが出来ます。
愛犬と、安全で楽しいおでかけが出来るように、事前準備をしっかり行い、楽しい思い出をたくさん作ってくださいね!!

●筆者プロフィール
稲垣亜衣

■1999年、犬のテーマパーク「わんわん動物園」に入社しステージチームとして、「ドッグレース」、「アジリティドッグ」、「ディスクドッグ」などのパフォーマンス犬の育成やステージパフォーマンスを担当。2001年オープンの「わんにゃんワールド多摩」では、ステージチーム長、園長を務める。2004年には、テレビチャンピオン「第2回ダメ犬しつけ王選手権」に出場し優勝!!2009年からはペット業界大手「ペットプラス」「イオンペット」にて、飼い主様向けのしつけ教室を担当。しつけ部門のマネジャーを兼任しながら、4年間に渡り、1000件以上のトレーニングを行う。2013年独立、「HAPPINESSDOG」を立ち上げる。愛玩動物飼養管理士1級、ペット栄養管理士。

《稲垣亜衣》

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