重量物の上げ下ろしが楽に!アクティブリンク、アシストスーツを開発
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アクティブリンク社は、2003年に旧松下電器(現パナソニック)の社内ベンチャー制度「パナソニック・スピンアップ・ファンド制度」により設立されたグループ企業で、パワーアシスト機器の製造販売事業、ロボット技術を活かした試作機や製品の受託開発及びコンサルティングを行っている。AWN-02は、同社が研究用に開発している「パワーローダーライト」(PLL-01)から体幹の曲げ伸ばしを補助する機能を取り出した試作機。体幹の動きを位置センサで検出し、動作意図に合わせて腰部のモータを回転させることで、荷役作業時の腰への負担を軽減するという。腰部負担の軽減に特化し、モータの数を左右の腰付近の合計2個に止めることでコストダウンを実現、重量も7kg台(バッテリーを除く)に抑えられている。
荷物の持ち上げを補助するモードや、上体を保持して荷物の搬送を補助するモードなど、腰部の位置センサで検出した姿勢や動きから、自動で動作モードを切り替えるアルゴリズムを新規で開発し、搭載。使用者の作業に追従して、スイッチ等を操作することなくAWN-02のアシストモードが切り替わる。アシスト力は約15kgfで、稼働時間は約150分(リチウムイオンバッテリー1個)。
今後は、同開発品をベースに、労働負担の軽減だけでなく作業効率が求められる物流や農業、工場などの分野で用途開発を進め、2015年度中に量産を開始する予定。農業分野では、2014年9月より福井県内の農家と連携した実証実験を開始する。
同機器は、9月11日~12日に開催される「イノベーション・ジャパン2014」にも出展される。
《白石 雄太》
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