Apple Pay……おサイフケータイとの違いと日本導入の見込み
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また、店舗側はApple Payでの決済の場合、顧客のクレジットカード番号を知らずに決済のみが行われる。そのため、カード情報が店舗側から流出してしまうというトラブルを未然に回避できる。
●NFCと指紋認証を組み合わせた複合的なしくみで紛失時のトラブルに対処
おサイフケータイは専用のリーダーにかざすだけで決済が可能。そのため、駅の改札など混雑時でもスピーディーに利用できるのが特徴だ。システム面では、暗号化された非接触通信を行うFeliCaチップと、アプリやデータを保存するフラッシュメモリーがあればいい。利便性や汎用性が高い反面、紛失時に誰かに利用されてしまうリスクもある。
対するApple Payは、非接触通信を行うNFCとデータ保存のためのフラッシュメモリーに加えて、指紋認証を使うのがポイントだ。決済の際には、リーダーに端末を近づけるとともに、iPhoneのホームボタンに指を添えておく必要がある。そのため、改札を通過するなどの高速な処理が必要とされる用途には向かないが、紛失時に他人に使われるという危険がない。もし、iOS端末を紛失した場合でも「iPhoneを探す」アプリから決済情報を含むデータを消去可能だ。
●おサイフケータイとの互換は?
iPhoneに搭載されているNFC規格は、インターフェイス上ではFeliCaの上位互換となるため、アプリさえ入れれば国内でもおサイフケータイとして利用できるのでは? という声が聞かれる。FeliCaの機能を実現するには、NFCだけでなくFeliCaの暗号通信処理の根幹をなすセキュアエレメントの実装が必要。現時点ではアナウンスされていないが、日本国内市場だけに向け、iPhoneにFeliCa用のセキュアエレメントを採用するとは考えにくい。
●日本でのスタート時期は?
サービスの開始は10月より。米国のみで利用可能だが、気になるのは日本でのサービス開始がされるのかどうか。将来的には世界中で利用されるようになるというのが、アップルの思い描くストーリーのようだが、そのためには現在普及しているFeliCaリーダーから、Apple Playに対応したNFCリーダーへの置き換えが必要。昨年スタートしたPassbookについては、主要航空会社などを中心に少しずつ広まっている感はあるが、Apple Payが急速に普及するかは、先行する米国での反響次第といえるだろう。
●NFCと指紋認証を組み合わせた複合的なしくみで紛失時のトラブルに対処
おサイフケータイは専用のリーダーにかざすだけで決済が可能。そのため、駅の改札など混雑時でもスピーディーに利用できるのが特徴だ。システム面では、暗号化された非接触通信を行うFeliCaチップと、アプリやデータを保存するフラッシュメモリーがあればいい。利便性や汎用性が高い反面、紛失時に誰かに利用されてしまうリスクもある。
対するApple Payは、非接触通信を行うNFCとデータ保存のためのフラッシュメモリーに加えて、指紋認証を使うのがポイントだ。決済の際には、リーダーに端末を近づけるとともに、iPhoneのホームボタンに指を添えておく必要がある。そのため、改札を通過するなどの高速な処理が必要とされる用途には向かないが、紛失時に他人に使われるという危険がない。もし、iOS端末を紛失した場合でも「iPhoneを探す」アプリから決済情報を含むデータを消去可能だ。
●おサイフケータイとの互換は?
iPhoneに搭載されているNFC規格は、インターフェイス上ではFeliCaの上位互換となるため、アプリさえ入れれば国内でもおサイフケータイとして利用できるのでは? という声が聞かれる。FeliCaの機能を実現するには、NFCだけでなくFeliCaの暗号通信処理の根幹をなすセキュアエレメントの実装が必要。現時点ではアナウンスされていないが、日本国内市場だけに向け、iPhoneにFeliCa用のセキュアエレメントを採用するとは考えにくい。
●日本でのスタート時期は?
サービスの開始は10月より。米国のみで利用可能だが、気になるのは日本でのサービス開始がされるのかどうか。将来的には世界中で利用されるようになるというのが、アップルの思い描くストーリーのようだが、そのためには現在普及しているFeliCaリーダーから、Apple Playに対応したNFCリーダーへの置き換えが必要。昨年スタートしたPassbookについては、主要航空会社などを中心に少しずつ広まっている感はあるが、Apple Payが急速に普及するかは、先行する米国での反響次第といえるだろう。
《外村克也》
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