【レビュー】海外の旅に格安で使えるSIMカード……「Travel SIM」を使ってみた
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■海外で安心・格安に使える「Travel SIM」
Travel SIMはエストニアのTop Connect社が発売するSIMフリースマートフォン向けの3G対応SIMカードだ。日本でも8月19日から発売がスタートしており、日本の販売代理店であるアイツーが運営する公式サイト、およびAmazonで購入ができる。初期費用は7,000円。2014年9月末までは発売記念キャンペーンとして6,000円で購入ができる。
SIMカードをユーザーが用意したSIMフリー端末にセットして、通話やSMS、データ通信が使えるようになる。カードのサイズはnano/micro/標準SIMを用意。初期費用と通信費用のほかに、月額固定費用がかからないないのも魅力だ。
利用できる地域は日本も含む中国、アメリカ、韓国、ドイツ、ヨーロッパ諸国、台湾、シンガポールなど、日本人にとってメジャーな海外渡航先をひと通りカバーしている。例えばこれらの地域間を移動するたびに現地のSIMカードを購入する必要がなくなることも大きなメリットだ。日本と韓国ではWCDMA方式の3G回線を使用。海外ではGSM 800/850/900/1800/1900の回線をサポートしており、いずれかに対応するSIMフリー端末があれば利用が可能だ。
SIMカードを買うと固有の電話番号が付いてくる。エストニアの通信回線を利用するシステムなので、国際電話識別番号が「+372」になる。Travel SIMの利用に必要なデータ通信費用は都度カードにチャージして使う。購入時には10ユーロ分のサービスチャージが入っているので、カードを買ってすぐに使い始められる。
通話料金はTravel SIMどうしであれば世界130カ国で「約26.6円」と非常にリーズナブルだ。受信通話料に関しては、日本を含む多くの国々で「0円」で利用できるので、一時的にチャージが無くなっても電話の受信は問題なく使い続けられるので頼もしい。SMSも無料で受信できる。
カードの電話番号は2年に一度の更新手続きを行えば保持される。海外の渡航先でSIMカードを購入する場合、購入後でないと電話番号が確定しないためビジネスの相手に知らせにくい。当然、ショップでカードを購入する時や、プリペイドタイプの場合はチャージが必要になった場面では外国語がある程度わからないと使うのを尻込みにしてしまうものだ。Travel SIMの場合は「海外での連絡先」として、渡航前にビジネスの相手に自分の電話番号を知らせておくこともできる。後で詳しい方法を説明するが、チャージの手順もあっけないほど簡単だ。
データ通信の速度は滞在国のキャリアによって異なってくる。例えば日本国内で使う場合はNTTドコモの3Gデータ通信のスペックに沿った速度になる。通信料制限は設けられておらず、カードにチャージされている分だけ使用できる方式なのでシンプルだと言えるだろう。
《山本 敦》
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