道端カレンが最長220kmを完走……ツール・ド・東北 2014 | RBB TODAY

道端カレンが最長220kmを完走……ツール・ド・東北 2014

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道端カレン、220kmの気仙沼フォンド完走!(ツール・ド・東北14)
道端カレン、220kmの気仙沼フォンド完走!(ツール・ド・東北14) 全 25 枚
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9月14日に宮城県の三陸沿岸で開催されたサイクリングイベントのツール・ド・東北 2014。その広報大使を務めたモデルの道端カレンは、今大会から新設された220kmを走る気仙沼フォンドにエントリー。一般参加ライダーと一緒に東北の景色を楽しんだ。

これまでに道端が最も長い距離を走ったのは、2013年のツール・ド・東北での160kmコースだった。未知の世界となる220kmのロングライドは「どうなるんだろう。ドキドキしていました」と出発前は不安だったという。

しかし走り出したら「青空がとても気持ち良くて、キラキラ光る海や美しい漁港の風景、沿道からの温かい応援で元気がでました」と話してくれた。

2012年11月、トライアスロンを始めたことがきっかけでロードバイクに乗り始めた道端。日々のトレーニングは欠かさず週にスイムを5回、バイクを2回、ランを3回ほどこなしている。

バイクはローラー台も使い少ない時間でも効率よく練習している。今大会はアップダウンが多いコースだが、坂の上り下りよりも距離の長さがとにかく辛かったそうだ。今回、道端は途中から脚に痛みが出てエイドステーションで休憩するごとにストレッチしていた。

そんな道端にペダルをこがせた原動力は、地元の方々の温かい応援にあったようだ。気仙沼フォンド106km地点にある第5エイドステーション、階上小学校ではライダーにおにぎりが提供されていた。

「小学校でもらったおにぎりには子どもたちの手書きのメッセージが添えられていました。私もふたりの子どもがいるので、子どもたちが書いてくれた文字にグッときました」そう言って道端はメッセージの写真をうれしそうに見せてくれた。

そこには平仮名で『おうえんしてるよ』と書かれていた。そんな可愛らしい応援や、沿道からの声援がとても励みになったそうだ。

「スタッフの皆さんと一緒に集合写真を撮ったり、美味しいご飯をいただいたり、エイドステーションでたくさん元気をもらいました」と話す道端。2013年の大会参加後は「ご飯が美味しいから、みんな出て!」と周囲にアピールしていた。

東日本大震災から3年半。コース沿いには仮設住宅が今も多くあることを気を留めながらも、街からがれきが少なくなり復興は少しずつだが進んでいると感じたという。

「日本中のみんなで支える。震災を忘れない、復興はまだまだとみんなで意識することが大切です。置き去りにしてはいけないです」と話す道端は、『東北のために何かしたい』『ボランティアをしてみたいが勇気がない』と悩んでいる人たちに「自転車さえあれば参加できるツール・ド・東北が被災地を訪れるきっかけになれば」と続ける。

「ここが好き。また来年も来たいです!」と道端は締めくくってくれた。その言葉は今回参加した全ライダーの気持ちを代弁しているように思えた。2015年も多くのライダーが美しい風景や、美味しい食べ物、そして地元の方々の温かさを求めて東北沿岸部に走りに来ることだろう。

道端は11時間40分で見事に220kmを完走。他の一般参加ライダーと同様、最後まで走り切った達成感に満ちた笑顔でゴールに飛び込んできた。

【ツール・ド・東北14】「また来年も来たいです!」広報大使の道端カレンが最長220kmを完走

《五味渕秀行@CycleStyle》

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