全国主要500駅のLTE/4G通信速度、ダウンロード速度1位はソフトバンク
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この調査は、全国の乗降者数上位500駅を対象にしたもの。10月3日~10月10日の期間、全国47都道府県のうち地下鉄を除く、JR/私鉄の乗降者数の多い駅から500か所を選び、調査を実施したものだ。なお500駅のうち、東日本エリアは376駅(北海道、東北、北関東、東京、南関東、甲信越)、西日本エリアは124駅(東海、近畿、中国、九州)となっている。いずれの駅も、上りホームの中央を測定ポイントとして指定し、同一地点で各3回計測を行い、平均値を記録。またその際の接続通信方式についても把握した。
調査対象端末はiPhone 6と各事業者の最新Android端末で、NTTドコモ「iPhone 6」「GALAXY S5 SC-04F」、KDDI(au)「iPhone 6」「Xperia ZL2 SOL25」、ソフトバンクモバイル「iPhone 6」「AQUOS CRYSTAL」の6機種を選択、『RBB TODAY SPEED TEST』アプリにてデータ通信速度を計測した。
それによると、iPhone 6、Android端末とも、データ通信のダウンロード速度はソフトバンクモバイルが1位で、アップロード速度はiPhone 6、Android端末ともにNTTドコモが1位となった。
全国エリアのダウンロード速度では、ソフトバンクモバイルの「AQUOS CRYSTAL」が37.67Mbpsで最速。次いで僅差で、同じくソフトバンクモバイルの「iPhone 6」の37.51Mbpsが続いた。特に西日本エリアでは、「AQUOS CRYSTAL」が40.53Mbps、「iPhone 6」が39.99Mbpsと高い数値を見せた。昨年よりソフトバンクは、FDD-LTEに加えてTD-LTEに対応した2層による高速通信が可能な“Hybrid 4G LTE”を提供している。Android端末に加えて、iPhone 6もTD-LTEに対応したことで、今回の好結果につながったと見られる。
一方、アップロード速度では、NTTドコモがもっとも速かった。iPhone 6は6機種のなかでも最速で、アップロード速度は全国エリアで9.31Mbpsとなっている。さらに西日本に限ると、11.38Mbpsとなっている。すべてのキャリアでアップロード速度については、“東低西高”の傾向が見て取れる結果となった。なおKDDIについては、キャリアアグリゲーションの効果が発揮されていると言い難い結果となったが、接続率については、全国で100%を唯一記録した。
《冨岡晶》
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