SIMフリースマホのfreetelが通信事業に参入……大仲取締役コメント | RBB TODAY

SIMフリースマホのfreetelが通信事業に参入……大仲取締役コメント

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freetel/プラスワン・マーケティングの大仲泰弘取締役
freetel/プラスワン・マーケティングの大仲泰弘取締役 全 11 枚
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 freetelブランドでSIMフリースマートフォンなどを展開するプラスワン・マーケティングは「2014 Japan IT WEEK 秋」(10月29~31日、千葉市・幕張メッセ)に出展。同社の新型端末を紹介するとともに、SIMカードの取り扱いを開始して通信事業へ参入することを明らかにした。

 同社のブースには、9980円のスマートフォン「priori2」、3万円以下のWindows8搭載タブレット「GAIA」と、いずれも戦略的な価格表示(税抜き価格)されており、格安SIMと組み合わせて、通信費を安く抑えたいユーザーに向けた商品が並ぶ。そして「XM」は2万9800円の高性能LTE対応スマートフォンだ。

 今回のイベント出展の狙いについて、同社の大仲泰弘取締役は「ファーストプロダクトのfreetel『priori』がご好評をいただきましたので、今回は『まだ欲しい』というお客様からのご要望を受けて後継機の『priori2』や、新たな商材としてWindowsタブレットをご紹介するとともに、SIMカードの取り扱いを始めることをアナウンスしています」と話す。

 また「XM」について大仲氏は「ディスプレイはHD画質で、CPUもクアッドコアで、LTEにも対応させています」と仕上がりに自信を見せる。実際に端末を触ってみると、筐体のしっかり感に加えて、FacebookやLineといったコミュケーションアプリ、インターネットのブラウジングなど、十分な性能を持っていると感じた。

 会場での反響について、大仲氏は「新たに用意したWindowsタブレットに関しては『この価格でやれるの?』と反響が大きく、SIMカードの取り扱いについても注目を集めています」と話す。

 プラスワン・マーケティングは2012年、社員3人程度で事業を開始した。「現在は社員数を増やしさらにより良い体制で業務に臨んでいく」と大仲氏。「海外では普通にあるSIMフリーの文化は、日本にもあるべきだと考えて事業を続けています」と話す。また、freetelブランドの製品コンセプトについては「品質を高めつつより安くを基本に、日本のメーカーとして日本の品質基準に合わせて製品開発をしています」と語り、自社展開のほか、大手家電量販店や流通大手での取り扱いも行なっている。

 今後の展開について、大仲氏は「11月にはSIMカードの取り扱いを始めて、MVMOとして通信業界に参入しよう準備を進めています。ハードと通信をセットにしてお得なものを提供していきたいと考えています」と話した。

 そのサービスについて「まずは自社のインショップで展開していこうと考えていて、オンラインでSIMを提供していきます。他の格安SIM事業者との差別化として、我々ハードウェアを取り扱う強みを生かして、『SIMってなに?』というような初心者の方に向けて、通信キャリアと同じように通話できる状態にキッティングしてお客様の手元に届くサービスも用意いたします」と説明する。

 大仲氏は「ハードウェアはすべての要素の元と考え、我々はハードを開発できる強みを生かして、通信やソフトウェアと合わせて総合的なサービスをお客様に提供できるよう事業を展開していきたい」と意気込みを話した。

《編集部》

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