ブロードバンド回線契約数、1億件を超える……2015年度中にはモバイルのみで大台も
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それによると、2014年9月末時点のFTTH(光回線サービス)の加入件数は2,609万件となり、半年間で71.3万件の増加となった。市場全体の純増数は、前年同期間の75.7万件をやや下回っている。今後、NTTによる光回線サービス卸の展開などで、一部需要拡大はするものの、モバイル端末や高速モバイルデータ通信の拡大で、引き続きFTTHの成長率は鈍化すると予想された。
NTTのフレッツ光の加入件数は、1845.5万件(東西合計)で、FTTH市場におけるシェアは合わせて70.7%で、3月末から0.4ポイント減少した。NTT東日本は、上期の純増数は16万件(前年同期は23.5万件)にとどまっており、2014年9月末の契約数ではシェア39.7%で4割を下回った。一方NTT西日本は、「どーんと割」や「Web光もっともっと割」などの長期利用割引施策を継続的に展開し、6月30日に800万件を突破。最終的な契約数は810.8万件(シェア31.1%)となっている。KDDIは334.4万件でシェア12.8%と微増。ケイ・オプティコムも堅調に契約数を伸ばし151.0万件となったが、シェアは5.9%と、5.8%から微減した。
ISP事業者のFTTHシェアでは、1位のOCNはかわらず。2位のYahoo! BBが2014年度上期(4~9月)純増数13.4万件で、シェア10.1%と初めて1割を超えた。
2014年9月末時点のブロードバンド全体(FTTH、ADSL、CATV、LTE、BWAの合計)契約者数は1億214万件となり、1億件を超えた。回線種別比率では固定系(FTTH、ADSL、CATV)が34.7%に対し、モバイル系(LTE、BWA)が65.3%まで拡大している。
MM総研の予測では、モバイルブロードバンドにおいてLTE-Advanced、WiMAXやAXGPのBWAが今後5年間で本格的に普及することから2015年3月末に8,246万件、2015年度中に1億件を超えると予測している。なおブロードバンドに占める比率は、2019年3月末に79.8%に達する見込みだ。
《冨岡晶》
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