ニフティが「ZenFone 5」でMVNO「NifMo」開始! | RBB TODAY

ニフティが「ZenFone 5」でMVNO「NifMo」開始!

ブロードバンド 回線・サービス
ニフティ 代表取締役社長 三竹兼司氏
ニフティ 代表取締役社長 三竹兼司氏 全 10 枚
拡大写真
 ニフティは26日、MVNOサービス「NifMo」(ニフモ)を開始することを発表した。「NifMo」は、LTEによるデータ通信、MNP対応する音声サービスのSIM、各種サポートメニューに加え、Wi-Fi無料接続、専用アプリによる割引ショッピングが可能なスマートフォンとのセット販売が用意される。

 発表会では、ニフティ ネットワークサービス事業部長 三浦信治氏がまず「NifMo」のサービスについて説明。MVNOサービスの基本となるSIMカードはデータ通信が2GB、4GB、7GBのプランが用意され、それぞれについてデータ通信のみ、SMS対応、音声通話対応の契約形態を選ぶことができる。料金はデータ通信のみ2GBプランで900円/月(税抜き)から。これにASUSの「ZenFone 5」を組み合わせた「スマホセット」プランも用意されるという。

 またスマホセットでは、「ZenFone 5」を月々1,297円(24回払い、税抜き)で購入でき、一括払いの場合は31,112円となる。これらの料金について2015年1月15日までの申し込み分はキャンペーン価格として200円が割引され、ニフティ会員についての割引もある。

 「NifMo」のZenFoneには「バリュープログラム」という専用アプリが存在し、提携したECサイトやモールでの買い物に対して1~10%の割引が適用される。「日用品やアクセサリなど日々の買い物にうまく利用すれば、月々の『NifMo』の支払分の割引を得ることも可能だ」と三浦氏はコメント。対象となる店舗は現在およそ100店舗だが、バリュープログラムに参加する店舗、企業は順次増やしていく予定だ。

 サポートについては、プロバイダとしてのニフティのサービスレベルを目指すという。24時間対応はもちろん、メール、電話、訪問(有償)による設定サービスなどが受けられる。端末の破損や紛失についても保証プログラム(オプション)が用意されている。

 SIMはLTE対応で、カバーエリアはドコモのLTEサービスに準拠したものになるという。音声サービスはMNP対応なので現在の電話番号を生かした契約が可能だ。

 ISPとしてのMVNO参入では後発となるが、機能、サービス、価格、サポートで他社MVNOとの差別化を図ったニフティ。発表会に登壇したニフティ 代表取締役社長 三竹兼司氏は、NifMoが対象とするユーザー層は「すべてに妥協しない人々」だと語り、バリュープログラムや訪問サポートなどの導入背景を説明。MVNOに参入する理由については「単に格安スマホを出すつもりはない」(三竹社長)と断言し、今後のIoT時代を見据えたサービス展開にMVNOによるモバイルネットワークが必要だからだとした。

 ニフティは「Smart Serve」というVPNサービスを提供しており、その中でセンサーと赤外線リモコンを利用し、外出先からセンサー情報をスマートフォンなどで受け、エアコンのON/OFFを行ったりできる「おへやプラス」を展開している。今後もこのようなサービスを拡大していくために、今回MVNO参入を決断。三竹社長は、MVNO市場の10%程度を獲得するべく、「ZenFone 5」以外の端末の拡大(国産端末も検討)、バリュープログラムの提携店舗の拡大を進めるという。そして、2年程度をメドにニフティ全体の収益に貢献できるビジネスとなることを目指すとのこと。

《中尾真二》

特集

【注目記事】
【注目の記事】[PR]

この記事の写真

/

関連ニュース